学部ゼミ 2015年度3年ゼミ

2016年度現代文化学科最優秀論文賞に、岩井寿樹「下総三山の七年祭りからみる、時代の変化と伝統行事の継続性について」が選ばれました。

関ゼミ紹介

ゼミについて

 最初の頃は文献を読むだけだったり、いまひとつ自分の知識や経験が増えた気がしていなかったのですが、ゼミ合宿でいろいろな経験をすることができて、主体的に学ぶことや研究することがやっと分かってきた手応えがあり、最近はやりがいを感じています。事前学習や準備の重要性、自分で行動した分だけ失敗も成功も得られ、予想外の成果が出る感覚はとても楽しいです。

 僕は人と話すのが好きなので、聞き取り調査などでお話を聞くだけでなく、仲良くしていただいたり、そこから縁が生まれるのってすごくいいなと感じています。研究内容に限らず、人生経験として自分はまだまだ知らないことが多いんだな、知らないことの方が多いんだな、という感覚がゼミを始めてから得たものかなと思っています。それを知ることが楽しいし、研究を通して人とのコミュニケーションの方法や、つながりの大切さを学べている実感があります。ゼミ合宿を経て、ゼミのメンバーも仲良くなりましたしね。やっぱり同じ時間を共有して大変なことも共同作業で乗り越えるというのは絆が深まります。せっかく1年少人数でいれるわけですから、仲良くなりたかったので、最近やっと仲間になれたような気がして嬉しいです。それは他の人も思っているのではないでしょうか。


調査地・いわき渡辺町でかつて行われていた釜戸奴(鈴木政一さん提供)

 ゼミの友達と仲良くなって感じたことですが、熱量は人それぞれだけど、それぞれ大事にしていることがあったり、秘めている価値観があります。だから自分の枠の外の人と関わることは自分の枠を壊したり広げてくれるものだと感じています。大学生活は学術的な知識というよりも、自分の人間としての幹の成長に加え、最近では枝葉の成長を感じています。自分は机の上で活きる人間ではないのでコミュニケーションや人との関わりの中で生まれる事象に興味があるので社会学は合ってるのかな、と思います。

(権正直樹)

自己紹介に代えて(書評・シンポジウム報告)