
2024年に聞いたコンサート
第9回オペラ歌手紅白対抗歌合戦
- 2024年12月27日 サントリーホール チラシ 出演者一覧 自席からステージ 終演後の記念写真(本田聖嗣さん提供)
- 毎年恒例、Ottavaプレゼンターの本田聖嗣さんが司会をするオペラ紅白歌合戦を楽しみました。とくに印象に強く残った歌手は糸賀修平さん,森野美咲さん,村上敏明さん,大槻孝志さん,幸田浩子さん,樋口達哉さんです。最後にP席の人たちが立ち上がってオーケストラや出演歌手たちと一緒に第九を歌い始めたのには驚きましたが,「乾杯の歌」や「シャンパンの流れの・・・」よりずっと気持ちが高揚しました。第九の威力はすごいです。
ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団来日公演
- 2024年12月9日 東京オペラシティコンサートホール チラシ 出演者変更のお知らせ 自席からステージ アンコール
- 今回はパーヴォよりもヒラリー・ハーンがお目当てでチケットを買ったのですが、体調不良で来日せず。初めて生ヒラリーを聴けるのを楽しみにしていたのに残念。ヒラリー・ハーンが来ないからやめようかとも思ったけど、行ってよかった。代演の樫本大進は演奏も音色も見事だったけど、それより何よりジュピターが凄かった。テンポと音量を自由に操るパーヴォの表現力と、それに応えるオケの素晴らしさ。特に第2楽章の面白さを再発見しました。アンコールの「悲しきワルツ」も最高。パーヴォ・ヤルヴィはN響を振るときよりドイツ・カンマーフィルを振る方が生き生きとした演奏になるような気がします。今年聴いた中の3本の指に入る演奏会でした。
2台ピアノコンサート by 井上ゆかり&進藤陽悟(ようご)
- 2024年11月23日 大塚グレコ チラシ 開演前のステージ 出演者による乾杯の発声 懇親会
- 昨夜は2台ピアノ(スタインウェイ&ヤマハ)×2人の名手(井上ゆかり&進藤陽悟)によるジャズライブ。ピアニストからわずか2mの最前列でピアノの響きを堪能しました。アンコールの前に演奏した5拍子の「喜びの歌」(井上ゆかり編曲)は特に、面白かった。コンサートの後、懇親会があって、演奏家や同じテーブルを囲んだ他のお客様とのお喋りも楽しむことができました。
Mari Kobayashi presents Latin Jazz Night
- 2024年11月9日 阿佐ヶ谷 Klavier チラシ ステージ
- 昨夜は阿佐ヶ谷でジャズを聴いていました。出演は井上ゆかり(pf)と小林麻里(vo)。井上ゆかりさんは私の高校(大阪府立天王寺高校)の後輩。大阪芸大出身の素晴らしいピアニストです。
TRES 小沼ようすけ(ジャズギター)、沖仁(フラメンコギター)、大萩康司(クラシカルギター)
- 2024年10月27日 小金井宮地楽器ホール チラシ 開演前のステージ セットリスト(プログラム)
- ジャンルの異なるギターの名手3人のユニットTRESのコンサートを聴いてきました。面白かった〜。得にアンコール前の最後の曲「アランフェス協奏曲」は編曲も演奏も見事でした。
こがねいガラコンサート2024
- 2024年10月27日 小金井宮地楽器ホール チラシ プログラム オーケストラ団員
- 今年もこがねいガラ・コンサートは素晴らしかったです。協奏曲のソリストは藤井洋子さんと高木綾子さん。オケはコンサートマスター田中雅子さんの隣に滝千春、後ろに奥村愛が座っている第1ヴァイオリン、各セクションの首席は一流オケのメンバで固めた名手揃い。とくに「今日のホルンセクションはすごいな」と思ったらN響首席の今井仁志さんだった。他の3人も素晴らしかった。ウェーバーのクラリネット協奏曲はあまり聴いたことがなかったし、ライネッケのフルート協奏曲は初耳だったけど、どちらもいい曲ですね。楽しめました。そして若い頃から大好きだったビゼーのハ長調交響曲を初めて生で聴けた。やっぱり好き。
NHK交響楽団第2020回定期演奏会
- 2024年10月20日 NHKホール ロビーに飾られたチラシ カーテンコール プログラム
- 「これが見納めかも」と思いつつブロムシュテットを聴きにNHKホールに行きました。プログラムはオネゲルの交響曲第3番とブラームスの4番。マエストロはコンサートマスターに支えながら舞台に登場し、指揮台に上るときには二人がかりで手助け。指揮はもちろん座ったままでした。曲が終わっても客席を向かずに奏者達を順に立たせて、最後にオケ全員を立たせた後にようやく客席を向いて大きな拍手に応えました。久しぶりのNHKホールだったけど、やはり音響的に不満が残ります。私の体調のせいかもしれないけど、演奏も「感動的」ってほどじゃなかったような。。。ホールを出た瞬間、代々木公園のイベントからビートの効いたダンス音楽が大音量で聞こえて来てブラームスの余韻を一瞬にして消し去ってしまったのも残念至極。
ドヴォルザーク「ルサルカ」
- 2024年9月28日 プラハ国民劇場 歌劇場の外観 天井 客席 カーテンコール
- プラハ国民劇場でルサルカを見ました。歌手もオーケストラも素晴らしかったけど、演出がねえ。。。湖の底なのに小学校の教室の椅子みたいのがならんでたり、暗黒舞踏みたいな前衛的ダンスが何度も出て来たり、衣装も変だし。。。
モーツァルト「魔笛」
- 2024年9月23日 ドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)歌劇場の外観 天井 バルコニー席とステージ カーテンコール
- 学会出張のため金曜の夜8時過ぎに家を出てから30時間の旅の末、現地時間土曜の夜7時過ぎにドレスデンのホテルにチェックイン。翌、日曜日にドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)に行って「魔笛」を鑑賞。楽しかった。ゼンパーオーパーはザクセン公国の時代にゼンパーという人の設計で建てられた建物で、ワーグナーの「タンホイザー」などが初演されました。古びた外観なので戦災を免れたのかと思ったら、空襲でがれきになったのを東ドイツ時代に復旧したんだそうです。ちなみに学会は月曜日からでした。
Ottava Quattro第1回サマーライブ
- 2024年8月25日 シャンソンの店 Kuwa(新宿) 演奏中?? 左から林さん、長井さん、本田さん、島田さん プログラム
- インターネットラジオOttava のプレゼンター4人が結成した Ottava Quattroの第一回コンサート。ピアニスト2人、フルート、ソプラノがさまざまな組み合わせでルネッサンスからミュージカルまでさまざまな音楽を聴かせてくれました。
Shiho & Shiko Live at Strings
- 2024年8月18日 吉祥寺ストリングス 自席からステージ Shihoと伊藤志宏 鳥越啓介(右)と山内陽一朗
- Shiho(vo) 伊藤志宏(pf) 鳥越啓介(bs) 山内陽一朗(ds)。 狭い空間にドラムスがガンガン鳴ってハードロックのコンサートのようだった。私の趣味では、ピアノとヴォーカルだけのアンサンブルの方が好みです。もっと言うと、Shihoのヴォーカルはやっぱり横田明紀男さんと組んだFried Prideがよかったな。
北浪良佳 Live at Otsuka Greco
- 2024年8月3日 大塚グレコ チラシ
- 神戸にお住まいの北浪良佳さんが大塚で歌うということで友人を誘って聴きに行きました。ピアノは伊藤志宏(しこう)さん、チェロに平山織絵さん。いつも楽しいステージありがとう。友人は伊藤志宏さんのピアノに魅了されていました。
山本純・柳生絵美子ライブコンサート
- 2024年7月28日 三鷹ナチュラル チラシ 自席からステージ
- チェリストで仙台フィルOBの山本純さんの演奏を三鷹のライブハウスで聴いてきました。プログラムはピアソラのアヴェマリア、リベルタンゴ、シンドラーのリスト、アルヴォ・ペルトの鏡の中の鏡、ショパンのノクターン、カザルスの鳥の歌、etc. 正直言って途中で演奏されたピアノソロの英雄ポロネーズと革命のエチュードはコンサートの雰囲気に合わなかった。最後の曲は武満徹の翼。途中から純さん得意の鍵盤ハーモニカに持ち替えて。
知って楽しむ華麗なる金管五重奏の世界
- 2024年7月8日 小金井宮地楽器ホール小ホール チラシ 出演者 自席からステージ
- 地元の町のホールの会員向け無料コンサートで金管五重奏を聴いてきました。楽器の説明があったりQ&Aコーナーがあったり、楽しいコンサートでした。しかしこの日は小金井市の気温が38度まで上がり、行き帰りが地獄の暑さだった。ちなみに「こきん」とは宮崎駿がデザインした小金井市のゆるキャラです。
深大寺本堂に響くバロックチェロ
- 2024年6月19日 深大寺本堂 チラシ プログラム 深大寺本堂 本堂内部のステージ
- 調布国際音楽祭の一環として深大寺本堂でコンサートがありました。出演は上村文乃(バロック&モダンチェロ)、菅沼起一(リコーダー)、佐藤亜紀子(テオルボ)。プログラムはバロック音楽中心だけど、現代曲もありました。自由席だったので入場したときには既にほぼ満席で,残ってた席からは上村文乃さんのお姿が太い柱の陰になってほとんど見えなかったのが残念。
松岡淳リサイタル
- 2024年6月17日 東京文化会館小ホール チラシ アンコール曲リスト 自席(最後列)からステージ
- 東京文化会館小ホールで松岡淳ピアノリサイタルを聴いてきました。プログラムはベートーヴェンの英雄交響曲を中心に「英雄しばり」の選曲。第1楽章の途中で止まってしまい会場が凍り付きましたが,その後持ち直してブラボーな演奏でした。
ヴァイオリン教本の曲コンサート
- 2024年5月19日 ピアノスタジオノア吉祥寺 チラシ 講師のお二人 レクチャー風景
- 毎朝「オケ曲あてクイズ」で楽しませてくれるリーナさんと妹のサユミさんによるレクチャーコンサートを聴いてきました。ヴァイオリンには触ったことすらないのですが、聞き馴染みあるヴィターリ、コレルリ、バッハ、サラサーテを演奏者の視点から解説してもらうのが興味深かった。
河野智美 海音コンサート
- 2024年5月11日 海音 チラシ 打ち上げで同じテーブルに座った皆さんと
- 海音(カノン)という東京のクラシックギター界では有名なお好み焼き屋で河野智美さんのコンサートを聴いてきました。打ち上げで私が囲んだテーブルのメンバーと河野さんとでパチリ。サインも貰っちゃった。プログラムは「大聖堂」から始まって,バッハ,アルベニス,バリオス,モンポウなどなど。アンコールにビートルズの「In My Life」と「アルハンブラの想い出」を弾いてくれました。打ち上げでお話しできたのも楽しかったです。
カナユリ(平松加奈vn & 太宰百合pf)
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO2024
- 2024年5月4-5日 東京国際フォーラム 会場入り口にて Ottava公開収録 Ottavaリスナー仲間と プログラム
- チケットを買って入ったのは5月4日の福間洸太朗「スペインとアルゼンチンの歌と踊り」とトリオ・オウオン「偉大な芸術家の思い出」の2つだけでしたが,どちらも素晴らしい演奏でした。Xで毎朝出題してくれる「オケ曲あてクイズ」のリーナさんにお会いして拙著をプレゼントしました。5日はインターネットラジオOttavaの公開収録を聴いたり,リスナーの皆さんと旧交を温めたり,Ottava社長の斉藤さんの誕生会を冷やかしたりして,2日間たっぷり音楽祭を楽しみました。
新日本フィルハーモニー管弦楽団第655回定期演奏会
- 2024年4月20日 すみだトリフォニーホール チラシ プログラム
- 大変面白かったです。一人とはいえ,舞台や客席,舞台上のパイプオルガン前にまで俳優が扮する妖精パックが現れて物語を語り,演じるのを見ながら聴く「夏の夜の夢」は,もともと劇伴音楽だったこの曲の原型を垣間見ることができました。何より,音楽だけを聴くよりずっと楽しい。指揮者の佐渡裕さんも妖精の王オーベロン役としてヘンテコな台詞「キンシチョー!」とか「チョーキンシチョー!」とか叫んでいました(笑)。
Every Single Note (神谷昌紀&佐々木真実子ギターデュオ)
- 2024年4月13日 国分寺クラスタ ステージ写真1 ステージ写真2
- 小さなライブハウスで友人たちのギターデュオを楽しみました。終演後にカウンターで一緒に歌ったSimon & Garfunkel の歌も懐かしくて楽しかった。デュオの演奏はこんな音楽です。有名な歌のアレンジとオリジナル曲が半々くらい。デモビデオはこちら→(YouTube)
トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア 第88回定期演奏会
- 2024年3月9日 三鷹市下術文化センター風のホール チラシ
- ディーリアス、エルガー、そしてドボ8という「イギリス」づくしプログラム。どの曲もよく知っているのに生で聴くのは初めて。ドボ8が初めてというのは我ながら意外だけど、生で聴いた記憶はない。高校時代(その頃「イギリス」と呼ばれていた)から愛聴しているんだけどね。生で聴くのはやっぱりいいですね。トウキョウ・ミタカ・フィルも安定の名演でした。ソリストは前橋汀子、堀米ゆず子に次いで「巨匠シリーズ」堤剛さん。80過ぎてエルガーを弾くのは大変だろうと思うけど、盛大な拍手に応えてアンコールにバッハの無伴奏から6番のガボットを弾いてくれましたが、一段と素晴らしい音色を響かせてくれました。
国際音楽祭 NIPPON 2024 室内楽プロジェクト Vienna 1800
- 2024年2月19日 紀尾井ホール チラシ
- 諏訪内晶子さんのパガニーニは素晴らしかった。モーツァルトのクラリネット五重奏曲とシューベルトの鱒は若い頃から何度も何度もCDやFMで聴いているけど、生で聴くのは初めてでした。やはり生はいいね。とくに「鱒」は期待以上でした。コントラバスの響きが心地よかった。
Breeze(ジャズコーラス)
- 2024年1月12日 Music cafe FONTANA ステージ 店の外観
- 近所にあるので店の存在は前から知ってたのですが、徒歩ではちょっと遠いし、駅からも遠いし、バスの便は悪いし、自転車で行くには道路が危険だし、冬は寒いしで敬遠していたライブハウス。医者からアルコールを控えるよう言われたのでクルマで行きました。店の前にTimesのコインパーキングがあるので便利。帰りも楽だった。コーラスはBreezeというグループで、これも存在は前から知ってたけど聴くのは初めてです。見た目は近所のオジサンおばさんみたいだけど歌はプロフェッショナル。スタンダードナンバーばかり歌った中に一曲だけ日本の歌。この店で収録した音源が笠置シズ子や八代亜紀と一緒のCDに入るそうです。「東京ブギウギ」ばっかりのCDだそうです。
前橋汀子ヴァイオリン・リサイタル ベートーヴェンへのオマージュ
- 2024年1月7日 三鷹市芸術文化センター 風のホール チラシ アンコール曲
- 2年前に聴いた前橋汀子さんのベートーヴェンの協奏曲が素晴らしかったので、今度はソナタを聴きに行きました。正直、作品12の2曲はいまいちピンとこなかったけど(私が耳馴染みがないだけかも)、作品96(10番ト長調)は素晴らしかった。しかし、それよりも、アンコールの小品3曲がとろけるような甘い音色で、グァルネリ(デル・ジュス、1736年製)の音を堪能させてくれました。
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