マルチスピーシーズ人類学研究会第21回研究会 2018.10.21.立教大学池袋キャンパス


第21回マルチスピーシーズ人類学研究会

ステム・メタフィジック研究会共催

『実在への殺到』の波紋


日時 2018年10月21日(日)13:00~18:00
場所 立教大学池袋キャンパス
12号館 地下第3、第4会議室

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備考 満員御礼。申し込み受付は終了しました(2018.9.14.)

メール申込制(先着順で30名)
以下のアドレスに、お名前、ご所属、連絡先(メールアドレス)をお書きの上、お申し込みください。
katsumiokuno[]rikkyo.ac.jp
([]を@に代えてください)

【趣旨】
人間が思考し得ないモノの領域に現代哲学がいま大きく踏み込んでいる。セールの研究から出発した清水高志は『実在への殺到』(水声社、2017年)の中で、「人類学の存在論的転回」の中に哲学が見据える課題に通底する共通分母のようなものを逸早く見つけ出し、問いとその解を、強靭な独自の思想の閾にまで高めている。人工知能やインターネットなどが高度に発達し、人新世という地球尺度の地質時間が取り沙汰される今日、人間の理性を超えたモノに関して新たな時代の思想が待ち望まれている。そうした時代に本書は、哲学と人類学を撚り合わせることで、探究の手を増強しながら、モノそのものの本質に関して、21世紀の新たなる知の到来に向けた思想の中軸になりうる道行きを存分に示し得ている。本研究会では、本書に対する人類学、哲学、仏教学からの応答を踏まえて、本書がもたらす波紋を確認し、討議し、モノ研究の近未来を展望する。


趣旨説明          奥野克巳(立教大学)   13:00~13:05

◆第1部 応答 13:05~13:50 

①人類学からの応答     近藤祉秋(北海道大学)   13:05~13:50
②哲学・文学からの応答   立花史(早稲田大学)    13:50~14:35
③仏教学からの応答     師茂樹(花園大学)     14:35~15:20

◆休憩 15:20~15:30

◆第2部 ラウンドテーブル  15:30~16:50
清水高志(東洋大学)、檜垣立哉(大阪大学)、上妻世海(文筆家/アートキューレータ)、近藤宏(立命館大学)

◆休憩 16:50~17:00

◆第3部 ディスカッション 17:00~18:00



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