マルチスピーシーズ人類学研究会第29回研究会 2019.6.27.


第29回マルチスピーシーズ人類学研究会


「ケアの共異体」


日時 2019年6月27日(木)
13時~18時30分
場所

立教大学池袋キャンパス
12号館 2階 ミーティングルームA,B
MAP

備考

問い合わせは、以下のメールアドレスまで。

*[]を@に変えてください。shiaki.kondo[]gmail.com
katsumiokuno[]rikkyo.ac.jp

【趣旨】
「ケア」は医療人類学・社会学の分野で重要な概念として論じられてきたが、近年、マルチスピーシーズ研究においても、人新世に生きる人と自然の動態を描く際に用いられるようになってきた。このようにマルチスピーシーズ研究はこれまでの人文学研究を踏まえながら、「人間」の外部を見据えた新しい研究の方向性を打ち出し始めている。本研究会では、「ケアの共異体」を視野に入れながら、医療人類学・精神分析学とマルチスピーシーズ研究の交差点を模索することを目的としている。

【プログラム】
近藤祉秋(北海道大学)「『人間以上のケア』論に向けて」
山田祥子「見えない川を語り演じる:東京の暗渠をめぐる事例から」
合原織部(京都大学大学院)「サルとともに暮らす:宮崎県椎葉村における猿害と生態系のケアについて」
濱野千尋(京都大学大学院)「動物性愛者のセクシュアリティとケア――パートナーとの相互的関係」
工藤顕太(京都大学)「模倣の性愛――ユカギールと精神分析」

コメンテータ:シンジルト(熊本大学)