動物論の今日
~『現代思想からの動物論』
と『聖なるズー』を読む~
日時 | 2020年2月15日(土) 13:00~18:15 |
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場所 | 熊本大学 |
備考 |
事前にメールで、ご所属・お名前とご関心を明記の上お申し込みください。 |
【趣旨】
今日、動物という主題が日常に溢れている。かつての人間内部の差異をめぐる公民権運動・先住権運動などは、いまや人間の外部にまで広がり、動物の権利をめぐる領域にまで拡張しているのだと言えるのかもしれない。『現代思想からの動物論』(ディネシュ・J・ワディウェル著、人文書院、原題『動物との戦争』)は、こうした状況を含めて、アリストテレス以降の思想家を手がかりに読み解き、動物の権利をめぐる道行きを照らし出している。本研究会では、本書を、数々の動植物倫理の訳書を手がけてきた訳者である翻訳家・井上太一さんとともに読む。
他方、「ズー」とは、動物が人間でないがゆえに、動物との間で生まれる愛を感じる人たちのことである。文化人類学を専攻する濱野ちひろさんが、人類学の民族誌の形式によってではなく、ノンフィクションとして描き出した『聖なるズー』(集英社)を読み、その現代的な意義や課題について検討する。
【プログラム】
13:00~15:30 『現代思想からの動物論』をめぐって
◎レヴューアーおよび討論者
井上太一(翻訳家)・上妻世海(文筆家/アートキューレータ)・波佐間逸博(長崎大学)・近藤祉秋(北海道大学)・シンジルト(熊本大学)・奥野克巳(立教大学)
15:45~18:15 『聖なるズーをめぐって』
◎レヴューアーおよび討論者
井上太一(翻訳家)・上妻世海(文筆家/アートキューレータ)・近藤祉秋(北海道大学)・シンジルト(熊本大学)・奥野克巳(立教大学)
マルチスピーシーズ人類学研究会のホームページへ
今日、動物という主題が日常に溢れている。かつての人間内部の差異をめぐる公民権運動・先住権運動などは、いまや人間の外部にまで広がり、動物の権利をめぐる領域にまで拡張しているのだと言えるのかもしれない。『現代思想からの動物論』(ディネシュ・J・ワディウェル著、人文書院、原題『動物との戦争』)は、こうした状況を含めて、アリストテレス以降の思想家を手がかりに読み解き、動物の権利をめぐる道行きを照らし出している。本研究会では、本書を、数々の動植物倫理の訳書を手がけてきた訳者である翻訳家・井上太一さんとともに読む。
他方、「ズー」とは、動物が人間でないがゆえに、動物との間で生まれる愛を感じる人たちのことである。文化人類学を専攻する濱野ちひろさんが、人類学の民族誌の形式によってではなく、ノンフィクションとして描き出した『聖なるズー』(集英社)を読み、その現代的な意義や課題について検討する。
【プログラム】
13:00~15:30 『現代思想からの動物論』をめぐって
◎レヴューアーおよび討論者
井上太一(翻訳家)・上妻世海(文筆家/アートキューレータ)・波佐間逸博(長崎大学)・近藤祉秋(北海道大学)・シンジルト(熊本大学)・奥野克巳(立教大学)
15:45~18:15 『聖なるズーをめぐって』
◎レヴューアーおよび討論者
井上太一(翻訳家)・上妻世海(文筆家/アートキューレータ)・近藤祉秋(北海道大学)・シンジルト(熊本大学)・奥野克巳(立教大学)
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