はじめまして、新入生の皆さん。経済学部の坂本です。
山梨県甲府市の出身
で、高校卒業と同時に上京し、これからの皆さんと同じように大学生活を過ごしました。初めてのアパート暮らし、サークル、アルバイト、コンパ等、緊張と不
安の中にも毎日がとても楽しかったことをよく覚えています。大学在学中には、様々な出会いがありました。そして、若い時には、ほんの偶然から生まれた出会
いが人生を左右することがよくあります。私も、軽い気持ちで入ったゼミナール(大学で開講される少人数の講義)の先生の影響で、大学教員を目指すことにな
り、初めて就職したのが28歳の時でした。
最初に赴任したのは、長野県佐久市です。避暑地として有名な軽井沢の近くで、毎日、合宿
に来ているような気分で社会人一年目を過ごしたことをよく覚えています。田んぼに囲まれた緑豊かな大学で、昼休みに芝生の上でバーベキューをしたり、授業
中に突然、学生からリンゴ(自宅で採れたもの)をもらったり、イナゴ採り(バッタのような昆虫で食用になる)に誘われたりと東京では経験できないことがた
くさんありました。その後、勤務先が富山県の大学へと変わったのですが、今度は海が近いこともあり、夏の間はほとんど毎日、浜へ出かけていました。氷見
(ひみ)の民宿で海の幸(ブリやホタルイカ等)を肴に学生達と一杯飲んだのも忘れられない思い出です。
立教大学には、2002年の4月から勤務しています。今から約20年前に上京した際、最初に遊びに来たのが池袋だったことも何かの縁でしょう。皆さんとの出会いを大切にしていきたいと思います。
〜 新入生キャンプ in 清里(2003)より 〜
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