Eco EX

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概要と目的

概要と目的

概要と目的

人間が自分を取り巻く個別の問題を解決するときには、環境と自己との間に促進行為場(field of promoted action)の創造や再設計がなされている。「促進行為場」とは生態心理学の用語で、環境と自 己との関係を問題解決のために適正化することで行為と学習が促進される場を意味する。

本研究は、生態学的現象学の立場に立って促進行為場を創造し再設計する過程を分析・収集・分類し、問題解決 のための環境単位の基本構造を理論的に明らかにすることで、その単位の事例をライブラリ化する基 盤を用意することを目的とする。これにより、従来の法則学的な科学では扱えなかった個別事例研究 に哲学的基礎を与え、当事者性の視点に立った個別事例学を確立する。

手法と対象

手法と対象

発達、対話と思考、アート、身体動作・技術、ソーシャルワ ークの各分野において、問題解決の創造性が発揮される環境と身体的主体とのデザイニングを、映像、 音声、文字など多様なメディアを使って記録・記述した後に、生態心理学と現象学の観点からその具 体的な過程を記述分析する。その成果は、学会発表・専門誌などへ専門的な報告をするとともに、事 例ライブラリをウェブ、クラウド上に構築して事例研究を開示し、一般の方にも双方向的なケース(エ ピソード)・ベースド・ラーニングが可能となるようにする。

関連リンク

  • 顔・身体学
  • 文部科学省
  • 日本学術振興会

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