Look19 プレリュード

Designer 塩田早希

物事の移り変わりには目に見えるものと、そうではないものがある。後者の1つに挙げられるのが『音』の移り変わりだ。高さ(ピッチ)、強さ、音質(音色)の変化で様々な音の流れが出来上がる。今回は、通常“耳”で聞く音楽を“目”に見える服のカタチで表現した。
ジャケットの形はメトロノームをイメージしたもの。また裾に向かって広がりを持たせ、クレッシェンンド(だんだん大きく)の要素も取り入れた。音量や音の幅が広がると気持ちが高ぶるように、裾に向けて広がりを持たせることで開放感やポジティブな気持ちを表現している。
中心部の装飾は五線譜をイメージしたもの。ボタンは音符を表している。あえて均等に配置しないことで、よりリズミカルで遊び心のある音の流れを表現した。