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文化心理学にもとづくネット世論形成・社会文化変動研究
研究テーマの概要
- ネット空間における 政治的言説、ナショナリズム的言説、政治的態度とネット利用、オンライン政治活動(ネット選挙、オンライン署名なども含む)などについて、
多様な調査研究が行われてきていますが、研究室では、認知人類学、文化心理学への関心と研究を活かし、George Lakoffの MCS (Moral
Conceptural Systems、道徳概念システム) 論、 Richard ShwederのBig Three of Morality(道徳性三元)論、Alan
Fiskeの社会関係モデル理論(RMT:Relational Models Theory)、Jonathan Heidtらの MFT(Moral
Foundations Theory、道徳基盤理論) などをもとに、(a)政治的態度・志向性、政治的言説の摂取・発言、 (b)情報ネットワーク行動・利用
、 (c)個人の属性(社会経済的、社会心理的、価値観、行動規範など)、三者の関係性とその社会的分布に関する実証的 研究に取り組んでいます。
- 本研究では、「ネット世論」をオフラインの世論から隔たった特殊なものとは考えず、ネット社会の歴史社会文化的展開として捉えます。
今後は、ネット空間での「正義」「公正」の在り方、社会の在り方に対する多様な言説・感情表出の分析をもとに、AI、ロボティクスなどを巨大な技術革新
を伴う社会文化変動の在り方を立体的に捉える研究へと発展させたいと考えています。
本研究テーマに関連した公表資料・リンク等
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(c) Tadamasa Kimura