2010年度 ESD研究センター発行
ESD教材集
『先住民族とESD』
世界各地の先住民族は近代化の過程で、もっていた土地や権利を奪われ、民族的な差別を受けて固有の文化を失いつつあります。日本においても1997年にアイヌ文化振興法が成立し、また2008年には衆参両院で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」がなされるなど一定の動きがあります。本書では、先住民族が置かれてきた歴史的な立場を理解するための参加型教材「ティフ星人はパセリを食る」を紹介するとともに、アイヌ民族の課題に関する資料集を掲載しました。先住民族とアイヌをめぐる課題を理解する教材として活用してください。
【目次紹介】
はじめに
解説
1 先住民族をめぐる課題と教材作成
2 先住民族に関する国際的動向
3 アイヌ民族と土地―旭川のアイヌから
教材「ティフ星人はパセリを食べる」
1 ティフ星人がやってきた!
2 史実カード
Ⅰ北海道(アイヌ民族)
Ⅱマレーシア・サラワク州(イバンなどの先住民族)
3 私の願い
4 アイス・ブレイキング
①こんな人を探してみよう
②進化ジャンケン
③映画トーク
資料
1 北海道旧土人保護法
2 アイヌ民族に関する法律(案)
3 アイヌ文化振興法
4 先住民族の権利に関する国際連合宣言
5 参考文献
*本書はPDF版で提供しています。ダウンロードはこちら→『先住民族とESD』 【表紙】 【表紙裏】 |