業績 achievement
著作目録
1.著書
- 『日中戦争期における経済と政治――近衛文麿と池田成彬』 Economical-Political Dynamics during the Sino-Japanese War,1937-1945,Konoe Fumimaro and Ikeda Shigeaki
(東京大学出版会、東京、1995年、1996年3月吉田茂賞受賞(財団法人 吉田茂国際基金)、全352頁)
- 『財界の政治経済史――井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代』(東京大学出版会、東京、2002年、全288頁)
- 『「大東亜戦争」はなぜ起きたのか――汎アジア主義の政治経済史』(名古屋大学出版会、名古屋、2010年、1088頁)
2.編著など
- 日本国際政治学会編『国際政治』146号「二〇世紀アジア広域史の可能性」(2006.11)編集責任者
「序章 一国史・二国関係史から広域史へ」 1-20頁、「編集後記」 執筆
- 松浦正孝編著『昭和・アジア主義の実像――帝国日本と台湾・「南洋」・「南支那」』(ミネルヴァ書房、2007年、全329頁)
序章(1-19頁)、結章(372-403頁)、あとがき(404-408頁) 執筆 - 辻康夫・松浦正孝・宮本太郎編著『政治学のエッセンシャルズ』(北海道大学出版会、2008年、全259頁)
「第1章 政党と選挙」3-17頁、「第12章 天皇制」138-151頁、「あとがき」257-258ページ 執筆 - 後藤乾一・松浦正孝編集解説『復刻版 大亜細亜主義』全26巻(龍渓書舎、2008年)
第一巻に「解説 雑誌『大亜細亜主義』と大亜細亜協会について」(21-86頁)執筆。 - 松浦正孝編著『アジア主義は何を語るのか――記憶・権力・価値』 (ミネルヴァ書房、2013年、全696頁) 序章1-76頁、あとがき669-671頁 執筆
- 松浦正孝編著『「戦後日本」とは何だったのか――時期・境界・物語の政治経済史』 (ミネルヴァ書房、2024年、全708頁) 序 章 「戦後日本」を今、問う意味 1-33頁、 第16章 「戦後」前期の女性国会議員(孫斉庸氏と共著)429-473頁、 結びにかえて661-669頁 執筆
3.学術論文(※アンダーラインのあるものは、クリックすれば、pdf 版で読むことができます)
- 「政党内閣崩壊後における政党の役割」(東京大学法学政治学研究科提出の修士論文、未発表、1987年12月)
-
「日中戦争収拾構想と華中通貨工作」
A Vision of the Settlement of the Sino-Japanese War and the Question of Currency in Central China
(日本国際政治学会編『国際政治』97号「昭和期における外交と経済」、1991年、86-102頁)
- 「日中戦争期における経済と政治」(東京大学法学政治学研究科提出の博士論文、後に一部を著書『日中戦争期における経済と政治』として刊行、1993年9月)
-
「『帝人事件』考――戦前日本における財界の組織化と政界・財界関係」
"A Study of the 'Teijin Scandal'"
; (日本政治学会編『年報政治学』1995年度「現代日本政官関係 の形成」、岩波書店、1995年、3-29頁)
- 「宗像久敬ともう一つの終戦工作」(上)(下) 『UP』(東京大学出版会のPR誌)291・292号(1997年1・2月、16-20頁、25-29頁)
- 「『財界世話業』と経済システムの危機」(田村善之編『北大法学部ライブラリー3 情報・秩序・ネットワーク』北海道大学図書刊行会、1999年、310-375頁)
-
「再考・日中戦争前夜――中国幣制改革と兒玉訪中団をめぐって」
Rethinking the Eve of the Sino-Japanese War 1937-45: On ChineseCurrency Reform and the Kodama Mission to China
(『国際政治』122号、1999年、134-150頁)
- "Analysing the Relationship between Business and Politics in Pre-War Japan: Some Thoughts on the Zaikai
", LSE STICERD Discussion Paper
No.JS/00/381,Suntory and Toyota International Centres for Economics and Related Disciplines,London School of Economics and Political Science,February 2000,pp.21-45
- 「高橋是清と『挙国一致』内閣――政党内閣崩壊後の政治経済」(北岡伸一・御厨貴編『戦争・復興・発展――昭和政治史における権力と構想』東京大学出版会、2000年、63-105頁)
- 「汎アジア主義における『台湾要因』――両岸関係をめぐる日・英中間抗争の政治経済史的背景――
」"The "Taiwan Factor" in Japanese Pan-Asianism
: The Role of the Political Economy in the Struggle between Japan Versus Britain and China over the Taiwan Straits"(『北大法学論集』第55巻第3 号、2004年、21-72頁)
-
「『島国』、そして『陸の帝国』から『海の帝国』へ――長崎・大連・神戸」
Japanese Imperial Dreams:The Path from an "Island Country" to a "Land Empire" to a "Maritime Empire" via Nagasaki, Dairen, and Kobe
(『国際政治』139号、2004年、107-124頁)
- 「高橋財政下の帝国経済再編と体制間優位競争――汎アジア主義の日本帝国における政治経済基盤」(坂野潤治他編『憲政の政治学』東京大学出版会、2006年、239-270頁)
- 「日中戦争はなぜ南下したのか(1)」 Why did the China War Spread Southward?(『北大法学論集』第57巻第1号、2006年、1-65頁)
- 「日中戦争はなぜ南下したのか(2)」
(『北大法学論集』第57巻第2号、2006年、51-109頁)
- 「政治史研究と現代政治分析――拙著『財界の政治経済史』をめぐって」
(『レヴァイアサン』40号、2007年、57-65頁)
- 「汎アジア主義における『インド要因』――日本帝国経済再編とディアスポラによる反英の論理」(石田憲編『膨張する帝国拡散する帝国』東京大学出版会、2007年、3-53頁)
- 「日中戦争はなぜ南下したのか(3)」 (『北大法学論集』第58巻第2号、2007年、137-228頁)
- 「汎アジア主義における『九州要因』(上)」 (『北大法学論集』第59巻第2号、2008年、101-169頁)
- 「汎アジア主義における『九州要因』(下)」 (『北大法学論集』第59巻第3号、2008年、61-106頁)
- 「『小日本主義』、『中帝国主義(財界提携による戦争抑止論)』、『大亜細亜主義』――近代日本におけるアジア主義の3つの可能性」 (韓国東北亜歴史財団編『東アジアの知識交流と歴史記憶』韓国東北亜歴史財団、2009年、115-177頁。ハングル版、漢語版も同時刊行。)
- Matsuura Masataka, Japan and Pan-Asianism , in Antony Best ed., The International History of East Asia, 1900-1968,Routledge, 2010, pp.81-98
- 松浦正孝「日中戦争から第二次世界大戦へ」(和田春樹他編『岩波講座 東アジア近現代通史 第六巻 アジア太平洋戦争と「大東亜共栄圏」 1935-1945年』岩波書店、2011年、128-150頁)
- 松浦正孝「日本の近代化――西洋型とアジア型」(『歴史学研究』878号、2011年4月、17-23頁)
- 松浦正孝
「プラザ合意と『平成政変』」
(日本政治学会編『年報政治学2012-I 自民党と政権交代』、2012年6月、11-36頁)
- Masataka Matsuura, Matsui Iwane’s Greater Asianism and China, 潘光哲主編『第四届国際漢学会議論文集 近代中国的政治與外交』(中央研究院、台北、2013)
- 松浦正孝「ビジネス・財界と政権のあいだ――第一次伊藤博文内閣から第三次安倍晋三内閣まで」 (『立教法学』92号、2015年12月、1-99頁)
- 松浦正孝「財界人たちの政治とアジア主義――村田省蔵・藤山愛一郎・水野成夫」 (『立教法学』95号、2017年3月、1-44頁)
- 松浦正孝「村田省蔵と実業アジア主義――戦前・戦中・戦後を貫くもの」 (黄自進・劉建輝・戸部良一編著『<日中戦争>とは何だったのか――複眼的視点』ミネルヴァ書房、2017年、316-356頁)
- 松浦正孝「東アジアの戦争とアジア主義:『大東亜戦争』へ向かう日本の対中国政策と対英国政策を中心に」 (『第17回日韓歴史家会議 報告書「東アジアの平和思想とその実践―歴史的考察』日韓文化交流基金、2018年、124-152頁、162-165頁、219-221頁、225-227頁)
- 松浦正孝「満洲事変後の総合開発プロジェクトと戦後日本」 (『立教法学』100号、2019年3月、1-52頁)
- 松浦正孝「九一八事變後的綜合開發計劃與戰後日本」(黄自進主編『邁向和解之路:中日戰爭的再検討』下冊、稲郷出版社(台湾新北市)、2019年6月、515-576頁、梁雯訳) ※「満洲事変後の総合開発プロジェクトと戦後日本」を漢語に翻訳したもの。
- 松浦正孝 「田中義一内閣(1927.4.20-1929.7.2)論」 (『立教法学』101号、2020年3月、490-554頁)
- 松浦正孝「岡義武と明仁皇太子」(『思想』1153号、2020年5月、25-45頁)
- 松浦正孝
「近代日本のアジア主義と東アジア地域秩序」
(『令和02年度戦争史研究国際フォーラム報告書 近代東アジアの 安全保障環境』防衛省防衛研究所、2022年2月、29-48頁)
4.書評・事典項目執筆・エッセー等
- 学界展望「升味準之輔著 『戦後政治』上・下(東京大学出版会、1983年)」(『国家学会雑誌』99巻7・8号、1986年、95-97頁)
- 書評「加藤陽子『模索する1930年代――日米関係と陸軍中堅層』(山川出版社、1993年)(日本国際政治学会編『国際政治』109号「終戦外交と戦後構想」、1995年、200-205頁)
- 回顧と展望「日本(近現代) 八 外交・対外関係 2」(『史学雑誌』111編5号、2002年、168-172頁)
- 書評「秋田茂・籠谷直人編『1930年代のアジア国際秩序』(渓水社、2001年)(京都大学『史林』85巻3号、2002年、135-141頁)
- 文献紹介「松浦正孝『日中戦争期における経済と政治』」・「松浦正孝『財界の政治経済史』(黒田日出男他編『日本史文献事典』弘文堂、2003年、1134-1135頁)
- 項目執筆「総力戦体制と財界の対応」(柴孝夫他編『日本経営史の基礎知識』有斐閣、2004年、232-233頁)
- エッセー「アジア主義に多方面から光を!」(『外交フォーラム』245号「特集 アジアはひとつか」、2008年12月、38-40頁)
- 書評「佐々木雄太編著『世界戦争の時代とイギリス帝国』(ミネルヴァ書房、2006年)(『西洋史学』230号、2008年、80-82頁)
- エッセー「松井石根と『大東亜戦争』」(『中日新聞』2010年6月11日付夕刊11面)
- 書評「鈴木多聞著『「終戦」の政治史 1943-1945』(東京大学出版会、2011年)」(『週刊読書人』第2885号、2011年4月15日付、4面)
- 史料散歩「『大亜細亜主義』系のアジア主義史料」(『日本歴史』757号、2011年6月、98-99頁)
- 解説Ⅲ-4「財界論」(中西聡編『日本経済の歴史――列島経済史入門』名古屋大学出版会、2013年、242-243頁)
- 書評「石井寛治著『帝国主義日本の対外戦略』(名古屋大学出版会、2012年)」(『史学雑誌』122編9号、2013年9月)
- 書評「石井裕晶著『戦前期日本における制度変革――営業税廃税運動の政治経済過程』(早稲田大学出版部、2012年11月)」(『社会経済史学』79巻4号、2014年2月)
- 座談会「野村浩一・倉田徹・松田宏一郎・松浦正孝・吉岡知哉・神橋一彦『いま中国とどう向き合うか』」(『法学周辺』43号、2015年3月)
- 項目執筆「アジア主義」「池田成彬」「石川一郎」「石坂泰三」「石橋正二郎」「石渡荘太郎」「植村甲午郎」「各務鎌吉」「賀屋興宣」「河合良成」 「串田万蔵」「郷誠之助」「五島慶太」「小林一三」「膳桂之助」「全国産業団体連合会」「大亜細亜協会」「日本経済連盟会」「吉野信次」「渡辺武」「渡辺銕蔵」 (『アジア・太平洋戦争辞典』吉川弘文館、2015年)
- 解説10B「経済競争と国際紛争」(中西聡編著『経済社会の歴史――生活からの経済史入門』名古屋大学出版会、2017年、280-283頁)
- 書評「田辺明生・杉原薫・脇村孝平(編)『現代イ ンド1 多様性社会の挑戦』 東京大学出版会、2015年」(『南アジア研究』28号、2016年(実際の刊行は2018年)、110-119頁)
- エッセー「私の三冊」(『法学周辺』48号、2018年10月)
- 解説「『近代日本の政治家』執筆の発端から完成まで」(岡義武著『近代日本の政治家』岩波書店、2019年、367-422頁)
- 書評「関智英著『対日協力者の政治構想ーー日中戦争とその前後』(名古屋大学出版会、2019年10月)」(『史林』103巻6号、2020年11月(実際の刊行は2021年3月))60-66頁
- 記事「日米両国の『変質』が衝突を生み出した」『Voice』令和4(2022)年1月号、110-117頁 (半年後、『Voice』編集部の要望により、細谷雄一編著『世界史としての「大東亜戦争」』PHP研究所、2022年、44-58頁に、一部加筆の上所収される)
拙著・拙稿の主要な書評・被引用文献リスト
※管見の限りの暫定的なものです。お気づきのものがあればご教示頂けますと幸いです。
『史学雑誌』「回顧と展望」特集号、『年報政治学』「文献リスト」は除いてあります。
なお、被引用文献については、きりがないので、途中から、網羅的に追加するのを断念しました。
基本的に、論文の被引用数を指標とするのは、理系中心主義の発想だと思いますので、以後こうした発想と決別し、被引用文献については、恣意的なリストとします。
○「学界展望 升味準之輔著『戦後政治』上・下(東京大学出版会、1983年)」
<引用>
- 佐藤信「『一九五五年体制』再考」(前田亮介編『戦後日本の学知と想像力』吉田書店、2022年)
○「日中戦争収拾構想と華中通貨工作」
<引用>
- 古厩忠夫「日中戦争と占領地経済――華中における通貨と物資の支配――」(中央大学人文科学研究所編『日中戦争』、中央大学出版部、1993年所収)
- 阪谷芳直『21世紀の担い手たちへ』(勁草書房、1995年)
- 平智之「日中戦争期の日英経済関係と横浜正金銀行ロンドン支店」(『横浜市立大学論叢』社会科学系列第46巻第2・3合併号、1997年)
- 古厩忠夫「『漢奸』の諸相――汪精衛政権をめぐって――」(大江志乃夫他編『近代日本と植民地6 抵抗と屈従』岩波書店、1993年、所収)
○『日中戦争期における経済と政治――近衛文麿と池田成彬』
<書評>
- 劉傑「書評、松浦正孝著『日中戦争期における経済と政治――近衛文麿と池田成彬』」(『国際政治』第112号、1996年5月)
- 古川隆久「書評と紹介、松浦正孝著『日中戦争期における経済と政治――近衛文麿と池田成彬』」(『日本歴史』第579号、1996年8月号)
- 井上寿一「書評、松浦正孝著『日中戦争期における経済と政治――近衛文麿と池田成彬』」(『日本史研究』第412号、1996年12月)
- 加藤陽子「書評、戦争と経済の関係についての新たな切り口――松浦正孝著『日中戦争期における経済と政治――近衛文麿と池田成彬』」(『レヴァイアサン』第21号、1997年10月)
- 波多野澄雄「日中戦争と東亜新秩序」(鳥海靖・松尾正人・小風秀雅編『日本近現代史研究事典』(東京堂出版、1999年))
<引用>
- 苅部直『光の領国 和辻哲郎』(創文社、1995年)
- 安西敏三「解説」(平生釟三郎著・安西敏三校訂『平生釟三郎自伝』名古屋大学出版会、1996年)
- 平智之「日中戦争期の日英経済関係と横浜正金銀行ロンドン支店」(『横浜市立大学論叢』社会科学系列第46巻第2・3合併号、1997年)
- 伊藤智己「宇垣時代の外務省と「宇垣外交」――「外交陣容強化」を巡る政治過程」(堀真清編著『宇垣一成とその時代』、新評論、1999年所収)
- 木畑洋一「失われた協調の機会――満州事変から真珠湾攻撃に至る日英関係」
(細谷千博、イアン・ニッシュ監修、木畑洋一、イアン・ニッシュ、細谷千博、田中孝彦編『日英交流史1600-2000、2、政治・外交Ⅱ』、東京大学出版会、2000年所収)
- 柳澤治「日本における『経済新体制』問題とナチス経済思想」(明治大学『政經論叢』72巻1号、2003年)
- 金正賢「論国民政府的法幣価値維持政策及其在抗戦中的作用」(『視角』中文版第3期・第4期、2003年10月)
- 坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』(筑摩書房[ちくま新書]、2004年)
- Ian Nish,Japanese Foreign Policy in the Interwar Period , Praeger, 2002(イアン・ニッシュ著、関静雄訳『戦間期の日本外交――パリ講和会議から大東亜会議まで――』ミネルヴァ書房、2004年)
- 増田知子「『立憲制』の帰結とファシズム」(歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座9 近代の転換』、東京大学出版会、2005年)
- 山崎志郎「経済総動員体制の経済構造」(同上)
- 森茂樹「大陸政策と日米開戦」(同上)
- 滝口剛「戦時体制」(多胡圭一編『日本政治――過去と現在の対話』大阪大学出版会、2005年)
- 白木沢旭児「日中戦争期の貿易構想」(『道歴研年報』第6号、北海道歴史研究者協議会、2006年)
- 安達誠司『脱デフレの歴史分析』(藤原書店、2006年)
- 永井和『日中戦争から世界戦争へ』(思文閣出版、2007年)
- 江上剛『我、弁明せず。』(PHP研究所、2008年)
- 田嶋信雄「東アジア国際関係の中の日独関係」(工藤章・田嶋信雄編『日独関係史 一八九〇-一九四五 Ⅰ 総説/東アジアにおける邂逅』(東京大学出版会、2008年))
- 加藤陽子『天皇の歴史08 昭和天皇と戦争の世紀』(講談社、2011年)
- 半藤一利・加藤陽子『昭和史裁判』(文藝春秋、2011年)
- 石井寛治『帝国主義日本の対外戦略』(名古屋大学出版会、2012年)
- 井上敬介『立憲民主党と政党改良――戦前二大政党制の崩壊』(北海道大学出版会、2013年)
- 波多野澄雄・庄司潤一郎「日中戦争――日本軍の侵略と中国の抗戦」(北岡伸一・歩兵編『日中歴史共同研究報告書 第二巻 近現代史篇』勉誠出版、2014年)
- 高山洋平『宇垣一成と戦間期の日本政治――デモクラシーと戦争の時代』(吉田書店、2015年)
- 石井寛治『資本主義日本の歴史構造』(東京大学出版会、2015年)
- 白木沢旭児『日中戦争と大陸経済建設』(吉川弘文館、2016年)
- 萩原淳『平沼騏一郎と近代日本――官僚の国家主義と太平洋戦争への道』(京都大学学術出版会、2016年)
- 堀峰生「池田成彬の経営観と三井『改革』」(『企業家研究』13号、2016年7月号)
- 小堀聡「日中戦争期財界の外資導入工作」(京都大学経済学会『経済論叢』191巻1号、2017年3月)
- 小磯隆広「中国問題をめぐる日本海軍の対英観―― 一九三五~一九三八年」(『ヒストリア』261号、2017年4月)
- 波多野澄雄・戸部良一・松元崇・庄司潤一郎・川島真『決定版 日中戦争』(新潮社、2018年)第7章・第8章
- 菅谷幸浩『昭和戦前期の政治と国家像』(木鐸社、2019年)
- 小林道彦『近代日本と軍部 1868-1945』(講談社、2020年)
- 瀧口剛「大阪財界と戦時・大東亜共栄圏への道――栗本勇之助と政治経済研究会」(瀧口剛編『近現代東アジアの地域秩序と日本』大阪大学出版会、2020年)
- 森靖夫『「国家総動員」の時代――ーー比較の視座から』(名古屋大学出版会、2020年)
- 小林道彦「書評 森靖夫著『「国家総動員」の時代――比較の視座から』(『史林』104巻6号、2021年11月)
- 森靖夫「日本の国家総動員体制の動揺――一九三八~三九年」(川島真・岩谷將編著『日中戦争研究の現在 ーー歴史と歴史認識問題』東京大学出版会、2022年)
- 田嶋信雄『ドイツ外交と東アジア 1890~1945年』(千倉書房、2024年)
○「帝人事件考」
<引用>
- 菅谷幸浩「帝人事件と斎藤内閣の崩壊」(『日本政治研究』4巻1号、2007年)
○「宗像久敬ともう一つの終戦工作」
<引用>
- 半藤一利『ソ連が満洲に侵攻した夏』(文藝春秋、1999年)
- 波多野澄雄『宰相鈴木貫太郎の決断』(岩波書店、2015年)
- 新谷卓『終戦と近衛上奏文――アジア・太平洋戦争と共産主義陰謀説』(彩流社、2016年)
○「再考・日中戦争前夜」
<引用>
- 庄司潤一郎「『植民地再分割論』と日本」(『国際政治』139号、2004年)
- 城山智子「一九三〇年代の中国と国際通貨システム」(『国際政治』146号、2006年)
- 戸部良一「満州事変から日中戦争まで」(北岡伸一・歩兵編『日中歴史共同研究報告書 第二巻 近現代史篇』勉誠出版、2014年)
○「高橋是清と『挙国一致』内閣」
<書評>
- 中村隆英「書評と紹介、北岡伸一・御厨貴編『戦争・復興・発展―昭和政治史における権力と構想』(『日本歴史』第661号、2003年6月号)
<引用>
- 菅谷幸浩「二・二六事件と中間内閣期の政治構造」(学習院大学大学院政治学研究科『政治学論集』第19号、2006年)
- 菅谷幸浩「天皇機関説事件展開過程の再検討」(『日本歴史』705号、2007年)
- リチャード・スメサースト『高橋是清 日本のケインズ――その生涯と思想』(鎮目雅人・早川大介・大貫摩里訳、東洋経済新報社、2012年。
原著はRichard J.Smethust,From Foot Soldier to Finance Minister: Takahashi Korekiyo, Japan’s Keynes, Harvard University Asian Studies Center, 2007)
- 菅谷幸浩『昭和戦前期の政治と国家像』(木鐸社、2019年)
○『財界の政治経済史』
<書評>
- 都築勉「戦時期日本のモダン度-, 斎藤美奈子, 『戦下のレシピ』, 岩波アクティブ新書, 2002年 / 有馬 学, 『帝国の昭和』, 講談社, 『日本の歴史』, 23, 2002年 / 松浦 正孝, 『財界の政治経済史』, 東京大学出版会, 2002年」(『信州大学経済学論集』48号、2002年12月
- 松沢弘陽「2002年読書アンケート」(『福澤諭吉年鑑』29、2002年12月)
- 阪口昭「ブックレビュー、松浦正孝著『財界の政治経済史―井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代』」
(「『日本経済研究センター会報』2002年12月15日/2003年1月1日合併号(№900)、2002年12月)
- 若田部昌澄「ブックレビュー、松浦正孝著『財界の政治経済史――井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代』」(『週刊東洋経済』2003年1月25日号)
- 坂野潤治「書評、松浦正孝著『財界の政治経済史――井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代』」(『史学雑誌』第112編、第10号、2003年10月)
- 長島修「書評と紹介、松浦正孝著『財界の政治経済史――井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代』」(『日本歴史』第666号、2003年11月号)
- 中村宗悦「書評、松浦正孝著『財界の政治経済史――井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代』」(『経済学史学会年報』第44号、2003年11月)
- 山本義彦「書評、松浦正孝著『財界の政治経済史――井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代』」(『社会経済史学』第69巻第5号、2004年)
<引用>
- 坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』(筑摩書房[ちくま新書]、2004年)
- 岩田規久男編著『昭和恐慌の研究』(東洋経済新報社、2004年)
- 柳澤治「日本における『経済新体制』問題とナチス経済思想」(明治大学『政經論叢』72巻1号、2003年)
- 滝口剛「戦時体制」(多胡圭一編『日本政治――過去と現在の対話』大阪大学出版会、2005年)
- 菊池信輝『財界とは何か』(平凡社、2005年)
- 奈良岡聰智『加藤高明と政党政治』(山川出版社、2006年)
- 宮本又郎・阿部武司・宇田川勝・沢井実・橘川武郎『日本経営史――江戸時代から21世紀へ 新版』(有斐閣、2007年)
- 工藤章「日独経済関係の変遷――対立と協調」(工藤章・田嶋信雄編『日独関係史 一八九〇-一九四五 Ⅰ 総説/東アジアにおける邂逅』(東京大学出版会、2008年))
- 太田雅彦「財界リーダーの起業家活動」(法政大学イノベーション・マネジメント研究センター 宇田川勝編『ケース・スタディー 日本の企業家群像』文眞堂、2008年)
- 鍾淑敏「台湾総督田健治郎時代における植民地官僚と台湾支配――田日記を中心として」(松田 利彦 編『日本の朝鮮・台湾支配と植民地官僚』国際日本文化研究センター、2008年)
- 手塚雄太「『挙国一致』内閣期の政党と利益団体――第六六議会の『爆弾動議』をめぐって」(『日本歴史』739号、2009年)
- 浜野潔他『日本経済史1600-2000――歴史に読む現代――』(慶應義塾大学出版会、2009年)
- 加藤陽子『天皇の歴史08 昭和天皇と戦争の世紀』(講談社、2011年)
- 杉山伸也「[連載]「経済史」をあるく 井上準之助研究ノート(二)」(『書斎の窓』2012年1・2月号、49-53頁)
- 井上敬介『立憲民主党と政党改良――戦前二大政党制の崩壊』(北海道大学出版会、2013年)
- 中岡俊介「納税をめぐる公と私」(猪木武徳+マルクス・リュッターマン編著『近代日本の公と私、官と民』(NTT出版、2014年、202-223頁))
- 村山元理「中島久万吉と帝人事件:財界人から精神的指導者へ」(一橋大学提出博士論文、大学院商学研究科、2015年2月27日)
URL:http://hdl.handle.net/10086/27291 - 菅谷幸浩「帝人事件から国体明徴声明まで」(筒井清忠編『昭和史講義2-専門研究者が見る戦争への道』筑摩書房、2016年)
- 宮本又郎『日本の企業家1 渋沢栄一――日本近代の扉を開いた財界リーダー』(PHP研究所、2016年)
- 菊池信輝『日本型新自由主義とは何か――占領期改革からアベノミクスまで』(岩波書店、2016年)
- 沢井実・谷本雅之『日本経済史――近世から現代まで』(有斐閣、2016年)
- 小堀聡「日中戦争期財界の外資導入工作」(京都大学経済学会『経済論叢』191巻1号、2017年3月)
- 筒井清忠『戦前日本のポピュリズム――日米戦争への道』(中央公論新社、2018年)
- 石井寛治『資本主義日本の地域構造』(東京大学出版会、2018年)
- 菅谷幸浩『昭和戦前期の政治と国家像』(木鐸社、2019年)
- 藤井崇史「第一次世界大戦下の中国関税引き上げ反対運動――寺内内閣期の対中政策と国内政治」(『史学雑誌』128編11号、2019年)
- 小林道彦『近代日本と軍部 1868-1945』(講談社、2020年)
- 永谷 健「変革期におけるナショナリズムと経済エリート ―戦前期日本への歴史社会学的アプローチ」 (『人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要39』、2022年)
- 藤井崇史「満洲事変後における日本の対中経済外交と実業界ーー南京国民政府の関税改定問題を中心に」(『史学雑誌』131編11号、2022年)
- 若月剛史「経済・財政」(櫻田会編『立憲民政党全史』講談社、2024年)
- 前田亮介「戦後復興期の中央銀行拡大構想ーー一万田尚登における金融と政治 1946-1956」(『年報政治学』2024ーⅠ号、2024年)
○「汎アジア主義における『台湾要因』」
<引用>
- 駒込武「『帝国のはざま』から考える」(『年報・日本現代史』第10号、2005年)
- 林満紅「大東亜共栄圏――台湾人と台湾資金の新たな境界」
(中村哲編著『1930年代の東アジア経済』日本評論社、2006年)
○「『島国』、そして『陸の帝国』から「海の帝国へ」
<引用>
- 中立悠紀「パル判決書研究とパル日本招請ーー1950年代~60年代における東京裁判批判論に対する一考察」
(『歴史学研究』1048号、2024年5月)>
○「序章 一国史・二国関係史から広域史へ」
(日本国際政治学会編『国際政治』146号「二〇世紀アジア広域史の可能性」2006.11)
<引用>
- 平川幸子『「二つの中国」と日本方式』(勁草書房、2012年)
○『昭和・アジア主義の実像』
<書評>
- 『中日新聞』2008年1月23日号文化欄「週刊読書かいわい」、評者:吉田司氏(ノンフィクションライター)
- 谷ケ城秀吉「書評:松浦正孝編著『昭和・アジア主義の実像――帝国日本と台湾・「南洋」・「南支那」』――」(『東アジア近代史』第11号、2008年3月)
- 邵軒磊「日本亜洲研究之前沿介紹」(『中国大陸研究教学通訊』第九十一期、2009年)
<引用>
- 松浦正孝編著『アジア主義は何を語るのか』(ミネルヴァ書房、2013年)所収の長崎暢子 「『アジア主義』とインド」、何義麟「大亜細亜協会の活動と植民地知識人の対応」、 髙橋正樹「大タイ主義とアジア主義の交差」、関根政美「アジアのなかのオーストラリア」
- 山田賢「辛亥革命と『アジア主義』」(和田春樹他編『岩波講座 東アジア近現代通史第3巻 世界戦争と改造』岩波書店、2010年)
- 田嶋信雄「戦間期日本の『西進』政策と日独防共協定――ユーラシア諜報・諜略協定の展開と挫折」
(田嶋信雄・工藤章編『ドイツと東アジア 一八九〇 - 一九四五』東京大学出版会、2017年)
○「汎アジア主義における『インド要因』」
<書評>
- 木畑洋一「書評:石田憲編『膨張する帝国 拡散する帝国――第二次世界大戦に向かう日英とアジア――』」(『歴史学研究』840号、2008年5月)
<引用>
- 長崎暢子「『アジア主義』とインド」(松浦正孝編著『アジア主義は何を語るのか』ミネルヴァ書房、2013年)
- 笠井亮平『インド独立の志士「朝子」』(白水社、2016年)
○「日中戦争はなぜ南下したのか」
<引用>
- 加藤陽子「興亜院設置問題の再検討」(服部龍二他編『戦間期の東アジア国際政治』(中央大学出版会、2007年))
〇「第12章 天皇制」(辻康夫・松浦正孝・宮本太郎編著『政治学のエッセンシャルズ』北海道大学出版会、2008年)
<引用>
- 羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』(有斐閣、2023年)
○『「大東亜戦争」はなぜ起きたのか――汎アジア主義の政治経済史』
<書評>
- 「情報ファイル」(『朝日新聞』2010年04月04日付)
- 丸川哲史「『「大東亜戦争」はなぜ起きたのか――汎アジア主義の政治経済史』」(『週刊読書人』2010年04月30日付)
- 「明日のアジア望見82回 日本海側からの興亜思想」(『月刊マレーシア』509号、社団法人日本マレーシア協会発行、2010年05月16日付)
- 筒井清忠「歴史書の棚」(『週刊エコノミスト』2010年6/1特大号)
- 伊達政保「カルチャー・オン・ザ・ウェッジ」(『図書新聞』2971号、2010年6月26日付)
- 波多野澄雄「太平洋戦争史研究の現在」(『軍事史学』第46巻第1号、2010年6月)
- 関智英「上半期の収穫から」(『週刊読書人』2010年7月23日付5面)
- 原武史「最近読んだ一冊」(『週刊現代』2010年10月23日号125頁)
- Review by Ian Nish, Why Did the Greater East Asian War Happen? --The Economic and Political History of Pan-Asianism by Matsuura Masataka,The Japan Society Review, Issue 28 Volume 5 Number 4 (August 2010)
- 原武史「読書アンケート」(『みすず』590号、2011年1・2月号、9頁)
- 白木沢旭児「『大東亜戦争』はなぜ起きたのか 汎アジア主義の政治経済史』」(『日本歴史』757号、2011年6月、125-127頁)
- 井上寿一「2010年度 書評」「政治史(日本・アジア)」(日本政治学会編『年報政治学2011-Ⅰ 政治に於ける忠誠と倫理の理念化』、2011年6月、301-303頁)
- 平田康治「学界展望<アジア政治外交史>」(『国家学会雑誌』第124巻第1・2号、2011年2月、187-189頁)
- 平野達志「新刊紹介 『「大東亜戦争」はなぜ起きたのか――汎アジア主義の政治経済史』」 (『東アジア近代史』14号、2011年6月)
- 荒川憲一「書評『大東亜戦争はなぜ起きたのか――汎アジア主義の政治経済史』」(『軍事史学』49巻2号、2013年9月)
- 波多野澄雄「日本における日中戦争史研究について」(『外交資料館報』31号、2018年3月)
<引用>
- 富田武「第二次世界大戦と日本――開戦・終戦過程の研究史的概観」(『成蹊法学』第73号、2010年12月)
- 庄司潤一郎「日本における戦争呼称に関する問題の一考察」(『防衛研究所紀要』第13巻3号、2011年3月)
- 籠谷直人「帝国と商人ネットワーク」(社会経済史学会『社会経済史学の課題と展望』有斐閣、2012年6月、276-292頁)
- 加藤陽子『天皇の歴史08 昭和天皇と戦争の世紀』(講談社、2011年)
- 梅森直之・平川幸子・三牧聖子編著『歴史の中のアジア地域統合』(勁草書房、2012年)所収の鄭成「国境を越えた国民統合の試み」、三牧聖子「近代日本とアジア連帯」、 梅森直之「文明と反文明のあいだ」。特に、梅森論文は、本書の本格的書評論文とも言えるもの。
- 河西晃祐『帝国日本の拡張と崩壊――「大東亜共栄圏」への歴史的展開』(法政大学出版局、2012年)
- 井上敬介『立憲民主党と政党改良――戦前二大政党制の崩壊』(北海道大学出版会、2013年)
- 松浦正孝編著『アジア主義は何を語るのか』(ミネルヴァ書房、2013年)所収の 大賀哲「アジア主義と地域主義の交錯」、浜由樹子「ロシアにおけるアジア主義と ユーラシア主義」、 松本佐保「白人優位主義へのアジア主義の対応」、三沢伸生 「日本におけるイスラーム主義とアジア主義の交錯」、シナン・レヴェント「日本に おけるトゥーラン主義運動の系譜」、 関根政美「アジアのなかのオーストラリア」
- 森靖夫「国家総力戦への道程――日中全面戦争と陸軍省軍政官僚たちの葛藤」(小林道彦・黒沢文貴編著『日本政治史のなかの陸海軍――軍政優位体制の形成と崩壊 1968~1945』 ミネルヴァ書房、2013年)
- 井上寿一「付録 文献解題」(井上寿一編『日本の外交 第一巻 外交史戦前編』岩波書店、2013年)
- シナン・レヴェント「戦間期における日本の「ユーラシア政策」と三国同盟――「回教政策」・反ソ戦略の視点から」『アジア研究』58巻1・2号、2012年4月
- 山﨑功「近代日本の佐賀・アジア人脈の再検討をめざして」『アジア太平洋討究』20号、2013年2月
- 朴廷鎬「満州事変における朝鮮軍の独断越境過程の再検討」・中澤俊輔「一九三〇年代の警察と政軍関係」・大前信也「国際環境の変容と政軍関係」 (北岡伸一編『歴史の中の日本政治2国際環境の変容と政軍関係』中央公論新社、2013年)
- 松本佐保「『ラウンド・テーブル』運動とコモンウェルス」(山本正・細川道久編著『コモンウェルスとは何か』ミネルヴァ書房、2014年)
- クリストファー・W・A・スピルマン「鹿子木員信とアジア主義」(長谷川雄一編著『アジア主義思想と現代』慶應義塾大学出版会、2014年)
- 庄司潤一郎「近衛意見書に見るアジア主義の変化」(長谷川雄一編著『アジア主義思想と現代』慶應義塾大学出版会、2014年)
- 木畑洋一『二〇世紀の歴史』(岩波書店、2014年)
- 吹田尚一『近現代日本の興隆と大東亜戦争』(文眞堂、2014年)
- シナン・レヴェント『戦前期・戦中期における日本の「ユーラシア政策」――トゥーラン主義・「回教政策」・反ソ反共運動の視点から――』早稲田大学出版部、2014年
- Sebastian Conrad,"The Dialectics of Remembrance: Memories of Empire in Cold War Japan", Comparative Studies in Society and History, 56(1), 2014
- 梶谷懐『日本と中国、「脱近代」の誘惑――アジア的なものを再考する』(太田出版、2015年)
- 島田大輔「昭和戦前期における回教政策に関する考察――大日本回教協会を中心に」(同志社大学一神教学術研究センター『一神教世界』6号、2015年3月)
- 西川伸一『城山三郎『官僚たちの夏』の政治学――官僚制と政治のしくみ』(ロゴス、2015年)
- 古川隆久『近衛文麿』(吉川弘文館、2015年)
- 駒込武『世界史のなかの台湾植民地支配――台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015年)
- 福家崇洋『満川亀太郎』(ミネルヴァ書房、2016年)
- 嵯峨隆『アジア主義と近代日中の思想的交錯』(慶應義塾大学出版会、2016年)
- 梶谷懐『日本と中国経済――相互交流と衝突の一〇〇年』(筑摩書房、2016年)
- 萩原淳『平沼騏一郎と近代日本――官僚の国家主義と太平洋戦争への道』(京都大学学術出版会、2016年)
- 廣部泉『人種戦争という寓話――黄禍論とアジア主義』(名古屋大学出版会、2017年)
- 田嶋信雄『日本陸軍の対ソ謀略――日独防共協定とユーラシア政策』(吉川弘文館、2017年)
- 田嶋信雄「戦間期日本の『西進』政策と日独防共協定――ユーラシア諜報・諜略協定の展開と挫折」
(田嶋信雄・工藤章編『ドイツと東アジア 一八九〇 - 一九四五』東京大学出版会、2017年)
- 馬暁華「グローバル・ヒストリーのなかの日中戦争――対中不平等条約の撤廃問題から考える」」(黄自進・劉建輝・戸部良一編著『<日中戦争>とは何だったのか――複眼的視点』 ミネルヴァ書房、2017年)
- 斉藤日出治「市民社会の共進化と新自由主義の危機 『歴史戦』と『大東亜戦争』」(近畿大学日本文化研究所編『対話 潜在する可能性』風媒社、2017年)
- 村田雄二郎「孫文以後の大アジア主義ーー民国期中国における日本認識をめぐって」 (日本孫文研究会『孫文とアジア太平洋ーーネイションを越えて』汲古書院、2017年】
- 坂野潤治『日本の構造 同盟と格差』(講談社、2018年)
- Torsten Weber, Embracing 'Asia' in China and Japan――Asianism Discourse and the Contest for Hegemony, 1912-1933, Palgrave Macmillan, 2018
- 水谷智「『間―帝国史 (trans-imperial history)』論」(日本植民地研究会『日本植民地研究の論点』岩波書店、2018年)
- 菅谷幸浩『昭和戦前期の政治と国家像』(木鐸社、2019年)
- 関智英『対日協力者の政治構想――日中戦争とその前後』(名古屋大学出版会、2019年)
- 藤井崇史「一九二〇年代後半における中国関税改定問題と日華実業協会」『史林』102巻6号、2019年11月
- 滝口剛「東方文化連盟:一九三〇年代大阪のアジア主義」『阪大法学』69巻3・4号、2019年
- 清水唯一朗・瀧井一博・村井良太『日本政治史――現代日本を形作るもの』(有斐閣、2020年)
- 小林道彦『近代日本と軍部 1868-1945』(講談社、2020年)
- 廣部泉『黄禍論――百年の系譜』(講談社、2020年)
- 嵯峨隆『アジア主義全史』(筑摩書房、2020年)
- 斉藤日出治『資本主義の暴力――現代世界の破局を読む』(藤原書店、2021年)
- シナン・レヴェント「戦後日本の対中東外交にみる民族主義――アジア主義の延長線」(『国際政治』204号、2021年)
- 波多野澄雄・赤木莞爾・川島真・戸部良一・松元崇『決定版 大東亜戦争(上)』(新潮社、2021年)
- 戸部良一・赤木莞爾・庄司潤一郎・川島真・波多野澄雄・兼原信克『決定版 大東亜戦争(下)』(新潮社、2021年)
- 後藤乾一『アジアの基礎知識6 日本の南進と大東亜共栄圏』(めこん、2022年)
- 安達宏昭『大東亜共栄圏ーー帝国日本のアジア支配構想』(中央公論新社、2022年)
- シナン・レヴェント『石油とナショナリズム: 中東資源外交と「戦後アジア主義」』(人文書院、2022年)
- 中立悠紀「パル判決書研究とパル日本招請ーー1950年代~60年代における東京裁判批判論に対する一考察」 (『歴史学研究』1048号、2024年5月)
○『アジア主義は何を語るのか――記憶・権力・価値』
<書評>
- 早瀬晋三「KINOKUNIYA BOOKLOG 書評空間」(2013年12月03日付)。
<引用>
- 長谷川雄一「はじめに」(長谷川雄一編著『アジア主義思想と現代』慶應義塾大学出版会、2014年)
- 羽田正「新しい世界史と地域史」(羽田正編『グローバルヒストリーと東アジア史』東京大学出版会、2016年)
- 福家崇洋『満川亀太郎』(ミネルヴァ書房、2016年)
- 嵯峨隆『アジア主義と近代日中の思想的交錯』(慶應義塾大学出版会、2016年)
- 田嶋信雄『日本陸軍の対ソ謀略――日独防共協定とユーラシア政策』(吉川弘文館、2017年)
- 田嶋信雄「戦間期日本の『西進』政策と日独防共協定――ユーラシア諜報・諜略協定の展開と挫折」
(田嶋信雄・工藤章編『ドイツと東アジア 一八九〇 - 一九四五』東京大学出版会、2017年)
- 小山俊樹「帝国日本とアジア主義――「自存自衛」と「アジア連帯」のあいだ」(中西輝政編著『アジアをめぐる大国興亡史 1902-1972』PHP研究所、2020年)
○「ビジネス・財界と政権のあいだ――第一次伊藤博文内閣から第三次安倍晋三内閣まで」
<引用>
- 沢井実・谷本雅之『日本経済史――近世から現代まで』(有斐閣、2016年)
○「財界人たちの政治とアジア主義」
<引用>
- 中立悠紀「パル判決書研究とパル日本招請ーー1950年代~60年代における東京裁判批判論に対する一考察」
(『歴史学研究』1048号、2024年5月)
○「村田省蔵と実業アジア主義――戦前・戦中・戦後を貫くもの」
<引用>
- 瀧口剛「大阪財界と戦時・大東亜共栄圏への道ー栗本勇之助と政治経済研究会」(瀧口剛編『近現代東アジアの地域秩序と日本』大阪大学出版会、2020年)
○「解説『近代日本の政治家』執筆の発端から完成まで」
<引用>
- 村木数鷹「岡義武とマキャヴェッリーー現代版『君主論』の彼方へ」(前田亮介編『戦後日本の学知と想像力』吉田書店、2022年)
○岡義武と明仁皇太子」
<引用>
- 村木数鷹「岡義武とマキャヴェッリーー現代版『君主論』の彼方へ」(前田亮介編『戦後日本の学知と想像力』吉田書店、2022年)
○『「戦後日本」とは何だったのかーー時期・境界・物語の政治経済史』
<書評>
- 井上寿一「自立外交のためにも国内政治の「戦後」を終わらせよ」(『エコノミスト』2024年4月5日号)
- 清水唯一朗「書評『「戦後日本」とは何だったのか 時期・境界・物語の政治経済史』松浦正孝編著」(『読売新聞』2024年4月14日付朝刊)