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理論研の歴史

1949年4月、新制・立教大学のもとで杉浦義勝を中心に理学部が設置され、 同時に物理学科が設置されました。 この同じ年に、理論物理学研究室(理論研)は発足しました。

発足当初は主として素粒子理論の研究室として活動が行われていました。 発足後ほどなくして着任した武谷三男は、素粒子物理の研究をリードする一方で、 早くから素粒子物理と宇宙物理の連携にも目を向けていました。 1963年頃から、当時研究室の助教授であった会津晃は、 武谷を相談役として銀河の研究をスタートさせ、 宇宙物理グループを立ち上げました。 1971年には蓬茨霊運が着任し、 現在の素粒子・宇宙の2大グループ体制が定着しました。

研究室の設立当初から重んぜられている、 各研究者の自主性に基づく共同討論を自由かつ活発に行う雰囲気は、 現在にも受け継がれています。

理論研出身の博士


歴代の理論研スタッフ

 
氏名 退職時職位 研究分野 在職期間
豊田 利幸 教授 素粒子 1949–1969
渡辺 慧 教授 素粒子 1949–1957
会津 晃 教授 素粒子・宇宙 1951–1987
武谷 三男 教授 素粒子・宇宙 1953–1969
町田 茂 教授 素粒子 1955–1966
田中 正 講師 素粒子 1956–1957
長崎 正幸 教授 素粒子 1957–1995
古市 進 教授 素粒子 1958–1997
岩本 文明 講師 素粒子 1958–1958
沢村 一 助教授 素粒子 1960–1996
佐藤 茂雄 教授 素粒子 1961–1988
鈴木 春夫 助教授 素粒子 1965–2002
浜 満 教授 素粒子 1966–2001
藤崎 晴男 教授 素粒子・宇宙 1970–2006
蓬茨 霊運 教授 宇宙 1971–1999
柴崎 徳明 教授 宇宙 1988–2012
田中 秀和 教授 素粒子 1997–2021
矢彦沢 茂明 教授 素粒子 1997–2016
須佐 元 助教授 宇宙 2002–2007
大須賀 健 助手 宇宙 2004–2007
原田 知広 教授 宇宙 2006–
西條 統之 助教 宇宙 2008–2013
黒木 経秀 助教 素粒子 2008–2013
小林 努 教授 宇宙 2012–
江口 徹 特任教授 素粒子 2012–2016
疋田 泰章 助教 素粒子 2013–2016
前田 秀基 助教 宇宙 2013–2014
横山 修一郎 助教 宇宙 2014–2018
中山 優 准教授 素粒子 2016–2022
初田 泰之 准教授 素粒子 2017–
木村 匡志 助教 宇宙 2019–2022
平松 尚志 助教 宇宙 2020–
石井 貴昭 助教 素粒子 2021–
鈴木 健太 助教 素粒子 2022–
宇賀神 知紀 准教授 素粒子 2023–