立教大学 理論物理学研究室(理論研)では、宇宙・素粒子の物理に関する理論的な研究活動が行なわれています。スタッフ・研究員・大学院生の総勢約30名が、各人の興味にしたがって、自由かつ活発に研究を進めています。宇宙分野では、一般相対性理論・修正重力理論に関する研究と、それを軸とした宇宙論・宇宙物理学の研究が盛んです。 素粒子分野では、超弦理論などの純粋理論的な研究から高エネルギー反応などの現象論的な研究まで、多岐に渡ります。各分野の研究内容について、以下のページで見ることができます。
理論研では、最先端の物理学の研究成果について理解を深める機会がたくさんあります。例えば、週に一度のペースで開催している、外部講師による研究成果の紹介(コロキウム)はその一つです。その他にも、自身の研究の進捗を報告する会や、文献紹介のミーティングが毎週開かれています。夏季休暇中には合宿を開催し、個人およびグループとしての研究力の向上を図っています。
学生さんは、理論研で行われる研究に参加するのと並行して、輪講等によって研究に必要な基礎知識を修得する機会があります。また、春・秋学期にそれぞれ2回ずつ開講される集中講義で、高度な内容の物理学を学ぶ機会があります。こうした活動を通して、研究手法を学び、研究成果を上げ、最終的に卒業論文・修士論文・博士論文の完成を目指します。
理論研は、1949年の設立から70年の歳月に渡って、最先端の理論物理学の研究の場としてあり続けてきました。
ここから素粒子・宇宙分野における多くの研究成果を上げ、人材を輩出し続けることで、歴史にその名を刻んでいます。