立教大学_理学部_化学科
松下研究室
(錯体化学・固体物性化学)

 

分子間相互作用と配位子場を巧みに利用して,光,温度,圧力,溶媒,ガス,pHなど外場(外部刺激)によって物性が変化する遷移金属錯塩を新しく作ったり,結晶構造と物性の相関を調べたりする研究を行っています.

 

 

受賞

研究紹介

2018

白井大貴君(M2)が
The 43rd International Conference on Coordination Chemistry (ICCC2018)
において,英国王立化学会Inorganic Chemistry Frontiers Poster Awardを受賞

電荷移動相互作用に基づく

ベイポクロミック鉄錯塩


乾燥すると茶色に変色し,加湿すると紫色に戻る.

2016

田中李叶子さん(D2)が
2016
年度日本結晶学会年会において,ポスター賞を受賞

白金錯体の発光


白金錯体の単結晶に小さなスポット紫外光を照射.
電荷移動相互作用のある左側の結晶は光るが,
それがない右側の結晶は光らない.

 

白金錯体の単結晶フォトクロミズム

光照射前   ⇒   光照射後

小さなスポット光(0.35 mm)を照射すると,光のあたった部分が青色に変化した.暗所に一晩おくと元の無色に戻る