なぜ理学部の地域連携で「教育」なのか of 立教大学理学部地域連携

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理学部の地域連携でなぜ「教育」なのか?

理学部生にとって、大学で学んだ専門分野をいかした職業の1つに理科・数学の教員があります。
さまざまな大学に教育学部や教育学科がありますが、中等・高等教員養成課程というのは一部の大学にしか存在しません。
多くは小学校教員養成を目的とした学部学科です。
つまり、ほとんどの中学・高校教員は教育学部以外の卒業生で、理科・数学教員の多くは理学部出身です(※主に首都圏)。

教員志望の学生にとって、学校現場を知ることや経験することはとても重要なことの1つですが、
現場を知るといっても、理学部と中学・高校の教育現場との接点はほとんどありません。
しかし、そんな理学部生でも、卒業後はすぐに教壇に立つことが求められます。
ベテランの先生は「新任教員であっても、現場経験が欲しい」「教員志望の大学生にはもっと現場を知ってほしい」と言っています。
もちろん教育実習はありますが、短期間のお客さん扱いの実習だけでは経験が足りないということではないでしょうか。

立教大学理学部は豊島区と協定を締結し、理数教育に重きを置いた地域連携事業を実施しています。
教員志望の理学部生が現場を経験する機会を得るとともに、理科・数学の授業の質の向上につながる活動だと考えて取り組んでいます。

(担当:木村)