2013年12月 of 立教大学理学部地域連携

HOME > 活動日記 > 2013年12月

活動日記

科学クラブ「レンズをつくろう」

2013.12.13 科学クラブ「レンズをつくろう」@清和小学校

20131213.jpg 清和小学校で科学クラブを実施しました。テーマは「レンズをつくろう」。
 まずは虫めがねでレンズの性質や特徴を考えてもらいました。性質に関しては、光が1点に集まる、物が大きく見える、などの声が上がり、その様子を実験で実際に目で見て確認。また、特徴に関しては、レンズの表面を触って形を確かめたり、材質に注目しました。その後、水滴、寒天、ワイングラス、試験管、ビー玉など、さまざまなものでレンズを作ってたのしみました。
 今回は、既知のレンズに改めて注目し、その特徴を応用。身近なモノを用いて具体を積み重ねる経験をすることで、理解を深めました。

関連する単元:
小学校 「光の性質」
中学校 「光と音」

参加児童からのコメント:
・光が集まっているところがみれてビックリした。
・いろいろなモノで(レンズをつくって)試してみたいと思います。



科学クラブ「不思議な色水」

2013.12.9 科学クラブ「不思議な色水」@巣鴨小学校

20131209.jpg 巣鴨小学校で科学クラブを実施しました。テーマは「不思議な色水」。
 今回は、こちらが用意した6つの水溶液の性質を調べてもらう実験を行いました。性質を調べるために用いる指示薬は、紫キャベツ、紫イモ、ぶどうジュースの3種類。班ごとに使用する指示薬を1つ選択し、実験しました。
 各班の実験結果を前に持ち寄ってもらい、色の違いと水溶液の性質に関して整理し、まとめました。水にものが溶けるといろいろな特徴(性質)を示すということと、その1つに酸性・アルカリ性という性質があるということ、そしてその性質が紫キャベツなどの指示薬で調べられることを伝えました。

関連する単元:
小学校 「ものの溶け方」「水溶液の性質」
中学校 「水溶液」「酸・アルカリとイオン」

参加児童からのコメント:
・酸性アルカリ性という言葉は初めてだったので、知れてよかったです。
・身近なもので実験できるということを知りました。

やってみようという方へ:
・各水溶液は写真程度の少量で十分観察できます。容器には100mlのプラコップを使用(100円ショップで購入)。
・種類ごとにシールで色分けをすることで、実験後に実験結果を集めて比較できるようにしました。
・色を比較するために、プラコップの下に白い模造紙を敷きました。
・スポイト試薬や溶液ごとに用意し、はかりとる際に混合しないように注意してください。
・今回は「キッチンハイター」と「サンポール」を薄めて使用しました。廃棄の際は絶対に混ぜないように注意してください。有毒ガスが発生し、危険です。
・実験で食べ物を使用する際には、無駄遣いしないようにしてください。また、実験で使用したものは、絶対に食べてはいけません。

先生からの質問(これまでの質問も含む):
Q.指示薬はどうやって作ったんですか
A.
①紫キャベツ
ボールに水と細かく刻んだ(千切り)紫キャベツを適量入れて、レンジで温めました。
※紫キャベツの注意点※
スーパーで「紫キャベツ」として売られている野菜には主に2種類あります。それは「トレビス」と「赤キャベツ(紫キャベツ)」です。この2つは大変良く似ていますが、全くの別物。この実験で使用するのに適しているのは「赤キャベツ」の方です。
②紫イモ
お菓子作り用の紫イモフレークに水を入れて撹拌しました。熱を使用しないので、簡単に作ることができます。
③ぶどうジュース
100%のぶどうジュース(紫)を使用。紫色の野菜や果物のジュース(○○生活)であれば使用可能です。

その他、シソやナスの皮、青っぽい色のお花などでも実験できます。