慶應義塾大学との勝負です。
1戦目は押し切られ、2戦目は不調が重なり、リーグ戦始まって以来、実力を出せていなかった立教男子チームですが、捲土重来し、チーム一丸になって強敵に挑みました。
相手方のことは考えず、まずは3900点超を出すことを目標としています。
相手方はさすがの強さです。圧倒的な実力だけを備えた選手陣のみならず、応援の技術も非常に高く、王座常連校として確実な強さを見せ付けてきます。
こちらも、同じ過ちは繰り返すまいと、選手が常に強気で臨むこと、応援が選手のテンションを補うことをそれぞれ役割として果敢に押していきます。
しかしながら、圧倒的実力差に、50m終了時には99点もの差をつけられ折り返しました。
続く30m、負けてはいるものの、チームの雰囲気は良い状態を保ったまま試合が進みます。
30金、60金、90金、と大貫のコールが続きます。これには敵味方関係なく会場が沸き、さらに盛り上がりました。
これに続かんとばかりに、他の選手もコールを連発します。
大貫の30金コールはなんと210金まで続き、4的側では、敵味方役員記録係全員が試合そっちのけで盛り上がっておりました。
今試合で大貫は30mでの自己新357点を更新しました。
結果としては、大敗を喫することとなりました。Six4000点で関東学連記録を更新されては「参った」と言うしかありません。
しかしながら、過ぎたる2戦の反省を生かし、チームとして戦うことができ非常に実のある試合だったと感じます。
ですが、本命は来週の専修大学戦です。そして、3900点を未だ出せていません。
今回、第3戦で得たものと勢いをそのままに、いや、より勢いをつけて、次週こそは立教新を更新したいと思います。
立教大学洋弓部 第55期主将 田中宏樹