■第6回立教教育研究国際セミナー開催のお知らせ
ポストモダンからみたスウェーデンの就学前教育における学習、遊び、アート
- 概要
この度、スウェーデンから幼児教育研究者と演劇家を迎えて公開セミナーを開催します。この会は、幼児にとって適切な学びを模索するために開かれるものです。まず、第一部ではMonica Nilsson氏がスウェーデンの就学前教育において議論が高まっているポストモダンの立場から学び、育ち、発達を問い直します。Nilsson氏は自らも幼児教育経験があり、現在はJönköping Universityで保育者養成をしながら、実践者とともに子どもたちの学びについて研究をしています。ヘルシンキ大学で活動理論に基づいた博士論文を書き上げた後、現在ではレッジョ・エミリア実践の思想を取り入れながら、遊びと学びの捉え直しを行い、数多くの論文を書いています。次に、スウェーデン在住の子ども劇制作者であり、演出家であるBernt Höglund氏が就学前児にとってパフォーマンス・アートが何を意味するのか、自らの経験に基づいて、スウェーデンと日本を比較対照させて論じます。世界各地で劇制作に関わり、日本で演出した作品「眠るまち」は2012年度児童福祉文化賞を受賞しました。これらの基調講演に対して、アウグスト・ボアールの「被抑圧者の演劇」を翻訳し、フレイレ、フレネ、レッジョ・エミリアの思想や実践に通じる教育学者の里見実氏がコメントを行います。さらに、第二部では石黒広昭氏がファシリテーターとなって、就学前教育における学習、遊び、アートについて全員で議論を深めます。参加費無料、事前登録不要ですが、予約者優先となりますので満席の場合には入室をお断りする場合があります。
主催:基盤研究(B)「言語的文化的に多様な子どもたちのパフォーマンス・アートに媒介された学習活動の研究」(研究代表:石黒広昭)
後援: 立教大学文学部教育学科
- 日時
2017年10月15日(日) 13:00-17:10
- 場所
立教大学(池袋)14号館6階
- 使用言語
日本語、英語。話題提供は英語、要約通訳あり。
- 参加申し込み・お問い合わせ(終了しました)
参加申し込み: 申し込みフォーム
お問い合わせ: kakenmclit@rikkyo.ac.jp
- タイムスケジュールその他詳細については以下のホームページをご覧下さい。当日掲示、配布資料も以下にアップロードしました。ただし、里見実氏の資料は日本語版のみです。
[日本語版] [English]