教員紹介

専任教員

松下 佳世

異文化コミュニケーション学部・大学院研究科教授。会議通訳者としての通訳実践と、新聞記者としてのジャーナリズム実践の経験から、メディアを介した通訳翻訳行為についての研究を専門としている。近年では、主に遠隔環境下で用いられるテクノロジーが通訳と通訳者に与える影響についても研究している。2018-22年 日本通訳翻訳学会理事、2020-22年 同学会関東支部長。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了(MS)、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(PhD)。 著書にWhen News Travels East: Translation Practices by Japanese Newspapers (Leuven University Press, 2019)、共著に Translating Crises (Bloomsbury, 2022), Journalism and Translation in the Era of Convergence (John Benjamins, 2019)など。その他著書、論文はこちら。*2024年度春学期まで研究休暇

2024年度担当科目(一部):通訳翻訳学概論通訳翻訳実習通訳翻訳専門実習B基礎演習B

山田 優

異文化コミュニケーション学部・大学院研究科教授。産業翻訳者・ローカリゼーションプロジェクトマネージャーとしての経験を活かしながら、翻訳プロセス、翻訳テクノロジー(CATツール、機械翻訳)、TILTなどの研究を行う。著書に『自動翻訳大全』(共著)、Metalanguages for Dissecting Translation Processes(共著)、『ChatGPT翻訳術』(単著)などがある。

2024年度担当科目(一部):通訳翻訳研究基礎論通訳翻訳テクノロジー論通訳翻訳専門実習B

武田 珂代子

異文化コミュニケーション学部・大学院研究科特別専任教授。ケンブリッジ大学客員研究員(2018-2019)。通訳者・翻訳者としての長年の経験にもとづき、通訳翻訳の歴史、教育、社会文化的側面の研究に取り組んでいる。国際学術誌Interpreting、Translation in Historyの編集顧問。Palgrave Translation Historyシリーズの編集委員。2011年までモントレー国際大学(現・ミドルベリー国際大学モントレー校)翻訳通訳大学院日本語科主任。米国時代に外務省、カナダ政府の通訳者養成、通訳資格試験に従事。元カリフォルニア州認定法廷通訳者。モントレー国際大学翻訳通訳大学院で翻訳通訳修士号、ロビラ・イ・ビルジリ大学で翻通訳・異文化間研究博士号を取得。著書、論文、訳書はこちら

2024年度担当科目(一部):通訳入門通訳翻訳研究基礎論

金 知賢

異文化コミュニケーション学部助教。長年にわたり司法制度における通訳翻訳支援に関心を持ち、法廷通訳の理論・政策・実践に関する研究に取り組んでいる。2015年に日本政府国費研究生(大使館推薦)として渡日し、2022年3月に早稲田大学大学院を修了。2020年4月から2023年3月まで早稲田大学国際学術院の助手・助教を務めた後、現職に至る(2023年4月〜)。2022年、「日本のバイリンガル法廷における通訳人の役割再考: 法廷通訳人の規範的役割、ユーザーの役割期待および現状を中心に」 の博士論文を発表し、早稲田大学大学院で国際コミュニケーション学(Interpretation Studies)博士号を取得。その他の研究成果は、Critical Link International、International Association for Forensic and Legal Linguists、Japan Association for Language and Lawなど、国内外の学会や学術誌に発表されている。

2024年度担当科目(一部):通訳翻訳特論異文化コミュニケーションを考えるC専門演習1専門演習2基礎演習A基礎演習B

兼任教員(50音順)

香取 芳和

上智大学非常勤講師、青山学院大学非常勤講師。これまで長年にわたり在日米国大使館、国連広報センター、ブリティッシュカウンシル、ゲーテインスティテュート、国境なき医師団などの論説記事、定期刊行物、プロジェクト企画書、案内冊子、活動報告書の翻訳に携わってきた。 2010年からNHK 語学番組(2018年まで『ニュースで英会話』、2022年まで『ニュースで英語術』、2022年から『ニュースで学ぶ「現代英語」』)の公式サイトでニュース英語の解説を執筆中。2020年、オンライン教材『eラーニングで学ぶ「ゼロからの翻訳3」実践コース』、『英語を読む力を鍛える1カ月トレーニング』(ともに DHC)を執筆・監修。1990年から2010年まで通訳者・翻訳者養成のインタースクール東京校で講師を務めた。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士課程前期修了(MA)。

2024年度担当科目:翻訳演習1翻訳応用実践2

篠原 有子

字幕翻訳者。専門は視聴覚翻訳、字幕翻訳教育など。字幕翻訳者としての長年の経験をもとに、字幕制作プロセス、字幕翻訳とテクノロジー、アクセシビリティなど、字幕にまつわる様々な事象の研究に取り組んでいる。日本通訳翻訳学会副会長。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修士課程修了(MA)、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(PhD)。著書に『映画字幕の翻訳学』(晃洋書房、2018)、共著に『意味をすくいあげてー通訳者と翻訳者の終わりなき挑戦』(風間書房、2022)。論文に「映画『おくりびと』の英語字幕における異文化要素(日本的有標性)の翻訳方略に関する考察」(『翻訳研究への招待』第9号、2013)など。

2024年度担当科目:翻訳応用実践1翻訳演習2

住本 時久

上智大学、関西大学大学院、国立音楽大学非常勤講師。会議通訳者として、これまで470社を超える上場企業のIR(インベスターリレーションズ)ミーティングや経営会議等の通訳を担当。また、日米政府間の国家安全保障・防衛関連会議の通訳も頻繁に担当。コロンビア大学国際公共政策大学院修了(MIA)、創価大学平和問題研究所客員研究員を経て同大学大学院文学研究科博士後期課程修了(PhD)。著書に Religion, State, and Political Culture in Japan: Implications for the Post-Secular World (Rowman & Littlefield, 2023)。

2024年度担当科目:会議通訳1会議通訳2

坪井 睦子

東洋大学、順天堂大学非常勤講師。メディア談話や紛争に関わる翻訳の実践について、言語人類学、社会語用論、異文化コミュニケーション学の枠組みから探求している。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修士課程修了(MA)、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(PhD)。著書に『ボスニア紛争報道:メディアの表象と翻訳行為』(みすず書房、2013)、共著にTsūji, Interpreters in and Around Early Modern Japan (Palgrave, 2023)、『メディアとことば5 政治とメディア』(ひつじ書房、2020)、『相互行為におけるディスコーダンス:言語人類学からみた不一致・不調和・葛藤』(ひつじ書房、2018)など。

2024年度担当科目:通訳翻訳研究特殊講義

バギュリ―・ブレイク

日英通訳者・翻訳者。2012年にオーストラリアのクイーンズランド大学にて日本語通訳翻訳修士号を取得。同時にNAATI(オーストラリアの通訳翻訳認定機関)の会議通訳者・翻訳者の認定を取得。日本の数社で社内通訳翻訳者として働きながらNHKグローバルメディアサービスで通訳の訓練を続け、2019年にフリーランスとして独立。様々な業界の案件に従事するが、主な関心領域は医療機器やヘルスケア全般を含めたライフサイエンス分野。

2024年度担当科目:同時通訳入門会議通訳入門

結城 直美

日英通訳者・翻訳者。(財)海外技術者研修協会(現・海外産業人材育成協会)で常勤通訳者として勤務後、モントレー国際大学(現・ミドルベリー国際大学モントレー校)翻訳通訳大学院にて翻訳通訳修士号取得。2005年~2011年、アイ・エス・エス名古屋校翻訳者養成コース講師。2007年~2009年、筑波学院大学非常勤講師。2021~2022年、都留文科大学非常勤講師。2012年~2023年、実務翻訳スクール講師。

2024年度担当科目:逐次通訳