大学院の木村自ゼミには、文化人類学の研究を目指す学生たちが集まっています。都市農 業の研究、中国回族の漢化に関する研究、中国のe-commerceの現場における交換様式の 研究、中国都市部における葬送儀礼の変容に関する研究など、学生は現場でのフィールド ワークを重視した研究を進めています。
また、ゼミでは、近年の文化人類学的著作を輪読しています。
2020年度は、マリソール・デ・ラ・カデナのEarth Beingを(De LA Cadena, Marisol 2015
Earth Beings: Ecologies of Practice Across Andean Worlds. Duke Univ Press.)、2019年
度は、アナ・チンの『マツタケ』(2019、みすず書房)を輪読しました。
さらに、大学院プロジェクト研究「地域活性化の比較人類学」において、ゼミの学生を中 心に、台湾の先住民タイヤル族の集落での調査を実施しています。