2016年度
立教大学異文化コミュニケーション学部
グローバル・スタディーズ研究調査法
奥野 克巳
■授業の目標 文化人類学は、これまで主に、私たちにとってなじみのない文化(異文化)を対象としてきた。本授業では、フィールドワークについて理解するとともに、フィールドデータに基づいて書かれた民族誌(エスノグラフィー)に慣れ親しむことを通じて、文化人類学的な調査研究の仕方について学ぶ。 ■授業の内容 授業の前半では、文化人類学のフィールドワークの方法とその意義について解説する。その上で、担当教員がこれまでおこなった調査研究の事例を示しながら、調査研究はどうあるべきかを考えてみる。授業の後半では、具体的に、人間にとって避けることができない「死」や「葬儀」を取り上げて、そうしたトピックに対してどのような調査研究が可能なのかを考えてみる。 |
【第1回】 授業の導入
【第2回】 文化人類学の系譜
【第3回】 フィールドワークという手法
【第4回】 他者を理解することの難しさ
【第5回】 インドネシア・西カリマンタン州のカリス
【第6回】 マレーシア・サラワク州の狩猟民プナン
第7回目以降は、死の人類学
(プリントを用いた授業)
BLACKBOARDで入手できます
放送大学 文化人類学’14
【参考図書】
奥野克巳・花渕馨也共編著
『文化人類学のレッスン 増補版』
学陽書房、1900円+税 (左)
内堀基光・奥野克巳共編著
『改訂新版 文化人類学』
放送大学教育振興会、2592円(右)
バングラデシュで僧となった頃の担当講師(1983)
ボルネオ島カリスの調査研究(1994〜5)
ボルネオ島プナンの調査研究(2006〜)
奥野克巳のホームページ