学生・卒業生の声
2024年度博士前期課程2年 初田理紗さん
私は研究実験を履修し、学部3年次から腫瘍組織を模倣した指先サイズのチップの開発と、薬剤評価への応用を目指して研究をしています。佐々木研究室では、一人ひとりオリジナルデザインのデバイスを作製しており、流体力学や生化学などを組み合わせて、ユニークな研究ができるところが魅力だと思います。研究を進める際には、予想外の結果が得られることが多くありますが、研究室のメンバーとディスカッションをして、仮説の検証を繰り返すことで、目に見えない現象が少しずつ明らかになっていくときに達成感を感じます。佐々木先生は、研究の進め方だけでなく、発表の仕方なども手厚く指導してくださるため、論理的かつ分かりやすく研究を伝える力が身についたと感じます。また、私が参加していた理学部のサイエンスコミュニケーション実践プログラム「SCOLA SIP」の活動も応援してくださり、科学の伝え方や、課題解決力など、研究生活でも役立つような多くの学びを得ることができました。このような環境のおかげで、学会でポスター賞を受賞することもできました。
佐々木研究室に興味を持った方は、ぜひ一度研究室見学に来て、研究室の雰囲気や装置などを見てみてください!
【参考】
初田さんのポスター賞受賞記事その1
初田さんのポスター賞受賞記事その2
2022年度学部卒業 日下俊さん
私は学部3年秋学期から卒業まで佐々木研究室に在籍し、現在は分析機器および消耗品のメーカーの営業員として働いております。
在籍中には、マイクロ流体デバイスを用いた間質流存在下での腫瘍細胞への薬剤の取り込みの評価法の開発を目指し、研究活動を行っておりました。
研究活動で培ったこととして「結果から何が起こったかを論理的に考える能力」「自分の考えを確実に伝える能力」が挙げられます。
これらの能力は「日々の研究活動で得られる結果より原因を考え、次に何を行うかを自分で考えながら研究を進めていく」こと、「佐々木先生との面談にて、研究の進捗&自分の考えを説明する」こと、そして佐々木先生の手厚いフォローにより身に付いたと考えております。
またこれらの能力は現在の業務内容である「お客様の分析手法についてのお悩みを解決していくこと」に大いに生かされております。
最後になりますが、私は佐々木研究室で研究活動ができ、とても楽しかったと感じております。佐々木研究室に興味がある人は是非とも直接、佐々木先生にお話しを伺ってみてください!
2024年度博士前期課程1年 細川真穂さん
私は研究実験1から佐々木研に所属し、卒業研究からは細胞モデルであるリポソームについて研究しています。修士1年の春、学会でポスター賞をいただきました。受賞の理由は、佐々木研での日々の活動で身に付いた習慣だと考えています。佐々木研は研究発表や先生方とのミーティングが盛んで、「考察や研究意義を明確にして、聞き手に正しく伝える」機会が多いです。この経験が、学会での評価につながったと考えていますし、就職活動において自分が目指す社会的役割を伝える上でも助けになっています。
ここまでの話では堅苦しい研究室と思われるかもしれませんが、佐々木研は優しい先生方のおかげで、とても賑やかで居心地の良い研究室です。リラックスして過ごせる環境だからこそ、実験の手が動くし、思考も進みます。学部生のみなさんには、気軽にいろいろな研究室を訪ねて研究内容や雰囲気を知り、自分に合った研究室を吟味してほしいです。そしてそれが佐々木研であれば、とても嬉しく思います。
【参考】 細川さんのポスター賞受賞記事