ある日、日本の村々にブラジル移民募集のポスターが貼られました。そのポスターをたまたま見た父親は今の自分たちの生活を振り返り、ブラジルでの生活に思いを馳せます。そしてついに彼は家族全員での移住を決意します。さあ、家族にその決意を伝える夜が来ました。夕食時に顔を合わせた家族に向かって彼はなんといってその思いを伝えるのでしょうか。唐突にいわれた家族は突然の提案に戸惑い、不安になったことでしょう。どんな会話がそこで繰り広げられたでしょうか。 参加者にはそんな家族を演じてもらいます。 参加者は議論しながらシナリオのドラフトバージョンを作り、それに基づいて一度演じます。ビデオ映像でその演技を確認してから再度シナリオを手直します。こうして自分たち「家族」のオリジナル劇が作られます。 企画、ファシリテーター:石黒広昭(立教大学文学部) 参加者:立教大学学部生、大学院生 日時: 2015年2月28日(土) 17:00-18:30 場所:立教大学池袋キャンパス 7号館 7201 実際の様子 ■ブラジル移民募集のポスターを見ているところ 「これを見ただけで知らない土地に行こうと思うかな?」 「でも自分の土地を持てるんだから、魅力的かも」 ■シナリオ創作中 父・母・小学生と中学生の息子・祖父・祖母の6人家族という設定に。 「おじいちゃんとおばあちゃんはきっと今さら遠くに行きたくはないよね」 「お母さんが、二人はのんびり暮らせばいいのよって説得するのはどう?」 ■オリジナル劇を実演中 部屋を暗くして、実際の食事場面のイメージを膨らませました。 麦飯とたくあんだけの食卓。 父 「家族でブラジルに行くことにした」 息子 「ブラジルってどこにあるの?」「お腹いっぱいになるの?」 ・・・・・・(続く)。 |
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