演劇による社会と個人の発達:演劇は社会の中でどのような役割を果しえるのか? 近年様々な演劇実践が市民に向けて行わている。そうした場は何らかの市民教育としての機能を果たしているはずである。その中でも国際演劇協会日本センターが主催する≪紛争地域から生まれた演劇≫シリーズはユニークな試みである。社会システムの違うところで作られたシナリオを日本語に翻訳し、日本の役者が朗読したり、演じたりすることで何が「翻訳」され、何が新たに生まれるのであろうか。演劇の持つ文化媒介機能を含む、これまで明示的に取り上げられてこなかった社会や個人の発達に対する影響について考えてみたい。 日時: 10月15日(木) 16:00-18:30 (一部大学院ゼミと共催) 場所: 立教大学 12号館第3会議室 (キャンパスマップはこちら) 報告者: 林英樹 (国際演劇協会日本センター理事) 過去六年に渡り、「紛争地域から生まれた演劇シリーズ」が東京芸術劇場で実施されている。今年度はシリアの演劇が取り上げられる予定である。今回は、このシリーズの歴史と意義、課題などをお話しいただく。あわせて演出家としての林氏の実践哲学や手法について語っていただき、演劇パフォーマンスと人間の発達、成長の関わりについて議論する。 紛争地域から生まれた演劇 報告者: 石黒広昭 (立教大学) 人間の学習・発達研究とパフォーマンス実践の異文化研究交流として、石黒を中心に行わて来た関連実践と研究について簡単に報告し、研究と実践の対話を進めたい。 事前申し込み不要。 問い合わせ:podiversity@gmail.com(pod事務局) |
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