日本環境教育学会では、重要課題を設定し、プロジェクト研究として5年程度の研究活動を行っています。

　2005年から2009年まで行われた、阿部治ESD研究センター長が代表を務めた「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development／ESD)」に関するプロジェクト研究は、その一つです。
　このESDプロジェクト研究は、立教大学ESD研究センターや、「文科省科学研究費基盤研究Ａ：ESDの総合的研究」（代表：阿部治／2004年度～2007年度）の諸活動と連携しながら、進められました。

　このESDプロジェクト研究の成果が、この度、日本環境教育学会誌『環境教育』Vol.20、No.1に掲載されました。

　国連ESDの十年が折り返し地点を過ぎたことや、日本環境教育学会20周年記念研究会（2009年3月）でも、ESDに関する議論が活発に行われたこと等を考えると、日本におけるESD研究の到達点を現段階で広く共有することの意義は大きいと思われます。
　こうした認識から、学会側に許可を取り、学会誌に掲載された関連報告を本ホームページに掲載することにしました。
　（なお、各報告の著作権は日本環境教育学会に帰属しており、転載は本ホームページに限られております。）


　阿部治（2010）プロジェクト研究「持続可能な開発のための教育」―経緯と成果概要―．環境教育
　　Vol .20, No.1, pp. 4-5．（PDF)
　野村康（2010）アジア太平洋地域におけるESD：研究の現状と課題．環境教育 Vol. 20, No.1,
　　pp. 6-15．（PDF)
　野村康・太田絵里・高橋正弘（2010）高等教育におけるESD：研究の現状と課題．環境教育 Vol. 20,
　　No.1, pp. 25-34．（PDF）
　小栗有子（2010）ESD研究における「地域」との向き合い方．環境教育 Vol. 20, No.1, pp. 16-24．（PDF）