科研費 基盤研究(A)(一般)プロジェクト
2018年度~2022年度
戦後体制(レジーム)とは何であったか――「戦後日本」政治経済史の検証 (課題番号 18H03625)
「戦後体制」の何が戦前・戦時と異なり、どのような新たな体制を築いたのか。それはその後どのような変遷をたどり、どこでどう変わって現在に至ったのか。
本研究は、政治史・外交史・政治学・憲法学・経済史などの異分野研究者を集め、各問題領域ごとに、「戦後体制」が戦前・ 戦時から現在に至る歴史の中でどの位置を占めるのかを見定め、内容の確定を試みる。そして分野・領域ごとの「戦後体制」の 捉え方の違いを発見しその違いを議論することで、「戦後体制」の多面性・複雑性を広く深く総合的に解明する。
この横断型討議により新たな視野・視角を得た上で、各々が専門分野に立ち戻り、最も重要と考えられる事例を取り上げて調査・研究する。「戦後体制」という政治的概念を把握し直し、新しい意味を提示することが、本研究の目的である。
研究代表者 | 松浦正孝(立教大学法学部) |
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研究分担者 | 小堀聡(京都大学人文科学研究所) |
空井護(北海道大学公共政策学連携研究部) | |
孫斉庸(立教大学法学部) | |
中北浩爾(一橋大学社会学研究科) | |
砂原庸介(神戸大学法学研究科) | |
石川健治(東京大学法学政治学研究科) | |
浅井良夫(成城大学名誉教授) | |
小島庸平(東京大学経済学研究科) | |
満薗勇(北海道大学経済学研究院) | |
保城広至(東京大学社会科学研究所) | |
小野澤透(京都大学文学研究科) | |
河崎信樹(関西大学政策創造学部) | |
白鳥潤一郎(放送大学教養学部) | |
加藤聖文(国文学研究資料館) | |
溝口聡(関西外国語大学外国語学部) | |
軽部謙介(帝京大学経済学部) | |
研究協力者 | 堀和生(京都大学名誉教授) |
前田健太郎(東京大学法学政治学研究科) | |
倉敷伸子(四国学院大学文学部) | |
山縣大樹(九州大学大学院比較社会文化研究院) | |
猪飼周平(一橋大学社会学研究科) | |
中島裕喜(南山大学経営学部) | |
西村裕一(北海道大学法学研究科) | |
金井郁(埼玉大学人文社会科学研究科) | |
髙橋涼太朗(東海大学政治経済学部) | |
東栄一郎(ペンシルべニア大学歴史学部) | |
長史隆(立教大学法学部) |
本プロジェクトの成果として、下記の論文集が刊行されました。
松浦正孝編著『「戦後日本」とは何だったのかーー時期・境界・物語の政治経済史』 (ミネルヴァ書房、2024年、全708頁)』
2023年度立教大学出版助成の補助を頂きました。
「戦後日本」プロジェクトのメンバー(特にご執筆頂いた先生方)、様々な形でお手伝い頂いた方々、ミネルヴァ書房、科研費補助金、立教大学に心より感謝します。