活動日記
科学クラブ「レゴDNA」
2013.11.18 科学クラブ「レゴDNA」@池袋第三小学校
池袋第三小学校で科学クラブを実施しました。テーマは「レゴブロックでDNAをつくろう」。
立教大学理学部特任准教授の工藤先生(写真右)が開発した「レゴブロックでつくるDNA模型」のキットを使用。児童が自分でDNAの模型を組み立てて、その模型を手に取りDNAの構造や仕組みを確かめました。
レゴブロックを組み立てた経験のある児童が多く、難しいところも短時間で完成。完成後、DNAの二重らせんを1本ずつに開くところでは歓声が上がりました。DNAは小学校理科の学習内容には含まれていませんが、ほとんどの児童が一度は聞いたことがある言葉です。将来中学校や高等学校でDNAに関して学習する際に、この経験が思いおこされ、より具体的な理解につながれば、と願っています。
関連する単元:
小学校 なし
中学校 「遺伝の規則性と遺伝子」
参加児童からのコメント:
・初めてDNA(の構造)を目で見ました。
・すごくきれいな構造をしていてびっくりしました。
・(DNAの二重らせんが)2本に分かれるところがおもしろかったです。
やってみようという方へ:
・立教大学でキットと組み立て手順書をお貸ししています。以下のURLからお申し込みください。
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/laes-project/LEGODNA.html
・参考動画(Youtube)
http://www.youtube.com/watch?v=PV-dNiHHtYk
科学クラブ「不思議な色水」
2013.11.12 科学クラブ「不思議な色水」@豊成小学校
豊成小学校で科学クラブを実施しました。テーマは「不思議な色水」。
今回は、こちらが用意した5つの水溶液の性質を調べてもらう実験を行いました。性質を調べるために用いる指示薬は、紫キャベツ、紫イモ、ぶどうジュースの3種類。班ごとに使用する指示薬を1つ選択し、実験しました。
各班の実験結果を前に持ち寄ってもらい、色の違いと水溶液の性質に関して整理し、まとめました。今回は時間の関係で、水にものが溶けるとは?という内容を省き、水にものが溶けるといろいろな特徴(性質)を示すということと、その1つに酸性・アルカリ性という性質があるということ、そしてその性質が紫キャベツなどの指示薬で調べられることを伝えました。
関連する単元:
小学校 「ものの溶け方」「水溶液の性質」
中学校 「水溶液」「酸・アルカリとイオン」
参加児童からのコメント:
・ジュースなどでいろいろな性質を調べられることがわかってびっくりしました。
・洗剤や食べ物など、身近なものがたくさん出てきたので、興味を持ちました。家に帰ったら、洗剤のパッケージを見てみたいと思いました。
・色が変わってきれいでした。
やってみようという方へ:
・各水溶液は写真程度の少量で十分観察できます。容器には100mlのプラコップを使用(100円ショップで購入)。
・種類ごとにシールで色分けをすることで、実験後に実験結果を集めて比較できるようにしました。
・色を比較するために、プラコップの下に白い模造紙を敷きました。
・スポイト試薬や溶液ごとに用意し、はかりとる際に混合しないように注意してください。
・今回は「キッチンハイター」と「サンポール」を薄めて使用しました。廃棄の際は絶対に混ぜないように注意してください。有毒ガスが発生し、危険です。
・実験で食べ物を使用する際には、無駄遣いしないようにしてください。また、実験で使用したものは、絶対に食べてはいけません。
先生からの質問:
Q.指示薬はどうやって作ったんですか
A.
①紫キャベツ
ボールに水と細かく刻んだ(千切り)紫キャベツを適量入れて、レンジで温めました。
※紫キャベツの注意点※
スーパーで「紫キャベツ」として売られている野菜には主に2種類あります。それは「トレビス」と「赤キャベツ(紫キャベツ)」です。この2つは大変良く似ていますが、全くの別物。この実験で使用するのに適しているのは「赤キャベツ」の方です。
②紫イモ
お菓子作り用の紫イモフレークに水を入れて撹拌しました。熱を使用しないので、簡単に作ることができます。
③ぶどうジュース
100%のぶどうジュース(紫)を使用。紫色の野菜や果物のジュース(○○生活)であれば使用可能です。
その他、シソやナスの皮、青っぽい色のお花などでも実験できるので、挑戦してみてください。