旅行の写真アーカイブ
2024年3月29日~4月7日の10日間、息子と二人でギリシア旅行をした。まったくの観光旅行である。数年前から行きたいと思っていたが、決めたのは出発の二ヶ月ほど前のことである。久しぶりの海外旅行であった。成田からターキッシュエアラインズでイスタンブールに飛び、乗り換えてアテネに到着した。初めての場所なので不安もあったが、着いてみるとアテネ市内は観光客だらけ。ギリシア人も英語を話す。驚きと安堵感が同時に来た。プラカ地区の小さなホテルにチェックイン。ホテルのエレベーターが狭い。二人乗ると荷物は載らない。冷蔵庫も冷えない。最初から異文化体験である。
やはりアクロポリスに登ったことが最高の体験である。事前に予約はしていたが、見ると入場はスマホである。スマホを持っていないので焦る。さいわい息子に二人分やってもらい事なきを得た。最後の階段を登るとパルテノン神殿がまぶしく姿を現す。その隣には古いアテナ・ニケ神殿が並ぶ。一瞬、古代ギリシア文明が甦ったかのようであった。アテナイ市政の中心であったアゴラは意外に狭い場所であったが、建物の土台が残っていて、生々しい想像力をかき立てた。ここでペリクレスが演説し、ソクラテスが通行人と問答をしたのか。
図書館、天体観測塔などローマ時代の遺跡も立派なものだ。国立考古学博物館は歴史のタイムカプセルである。入ってすぐにアガメムノンの黄金のマスクが輝いていた。巨大なポセイドン像もあった。聖地デルフィは少し遠いので日帰りツアーで行った。アポロン神殿に刻まれた有名な格言「汝自身を知れ」を探したが見つからなかった。最後にエーゲ海を見たいと思い、日帰りクルーズに参加した。三つの島を巡ったが、最後に寄ったエギナ島のアフェア神殿、聖ネクタリウス修道院が一番良かった。
ギリシアはどこまでも青い海と空、照りつける太陽、岩山だらけの土地である。国土は乏しい平地と無数の島々からなる。不毛にさえ見えるこの土地で何故あれほど高度な文明が栄えたのか。その謎を追いかけるようにしてアテネを後にした。