大学までの一貫連携教育
新たなるスタート(学校案内「立教学院変革」より抜粋)
敗戦後、立教学院はキリストの教えを中心に一つにまとめきれなかった戦争中の苦い反省から、佐々木順三新総長は就任にあたりこう述べました。
……思うに大学というものは頭のよい学生がたくさんそろっている許りでは良い大学とはいえぬと思う。
大学に真理の源たる神に対する敬虔な心が働いておらぬならば本当の大学ではない。
立教の学生諸君が神を認めぬならば立教大学の存在の意義はない。
聖書の言葉に「真理は汝に自由を得さす」というのがある。
この意味において立教の抱負を高らかに謳って欲しい。
私は微力である、総長の大役は加重である。
けれど全てのことは愛の精神もて解決できると思う。
立教に籍を置く諸君は心から立教を愛してください。
諸君のご協力を望みます。
立教学院はこのような本当の大学をつくる為には、教育は幼児期からなされるべきであると考え、新たに小学校を創設することを決意したのです。こうして立教は一貫教育の体制を整え戦後の新たなる発展へのスタートをきったのです。